グーグルは15日、オンラインでの情報検索の方法を改善を目的とし、生成系AIを統合した検索エンジン「Search Generative Experience」(SGE)の新しいアップグレードを発表した。
今年初めにベータ版として導入された新しいSearch Generative Experience(SGE)に基づく新リリースが公開された。SGEは従来のSEOとは一線を画し、ユーザーにAIを活用して検索結果と共に文脈に即した情報概要や推奨内容を提供する体験をもたらす。最近紹介された「SGE while browsing」機能は、現在「Search Labs」という実験ステージにおいて利用可能で、既にAndroidやiOSのGoogleアプリで動作しており、数日中にはデスクトップ版Chromeでも使用可能になる予定だ。この実験は、生成型AIがウェブ上の情報ナビゲーションをどれだけ助け、求める情報の核心へと速やかに到達できるのかを探るものだ。SGEを体験するための事前登録が求められるが、日本での正式リリースはまだ未定となっている。
新機能SGE while browsingが付加
グーグルが展開するSGEの中でも、「SGE while browsing」という新機能が注目を集めている。現在はテスト段階にあるこの機能は、Webページの内容の要点を一覧で瞬時に提供する。特定の単語の上でカーソルを浮かべると、その語句の定義や関連イメージが表示される機能や、概要内のコードがシンタックスハイライトでカラー化されることで、読み手はコードの要素をすぐに把握できるようになる。しかし、有料コンテンツの提供はこの機能の提供範囲外となっている。
アナリストのジェレマイア・オウヤン氏は、現在の広告モデルの終焉を予見しており、「マーケターはAIの振る舞いに対応する必要がある」とコメント。一方、MicrosoftのBing Chatはすでに類似の要約機能を提供している。しかし、一部の専門家は、AIへの過度な依存は人々の分析スキルを低下させる可能性があると警告している。
グーグルが開発・提供を行う生成系人工知能(AI)Bardは7月13日にアップデートを実施していた。同アップデート画像入力機能を実装され、画像の読み取りが可能となった。Bardは日本語にも対応済みで無料で使用できる。同社のアプリストアPlayストアは同12日、ポリシー変更を行い、NFTなどのデジタルアセットに関連するアプリケーションの提供が可能となった。
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