ブロックチェーン上のデータをインデックス化し、検索システムを提供するザ・グラフ(GRT)は14日、アービトラムブロックチェーン(ARB)への移行の最終段階を開始した。これにより、トランザクションごとのガス代を25分の1に低減できるほか、取引速度および、セキュリティの向上が見込まれる。
また、「決済レイヤー」を1つのネットワークから別のネットワークへと移すことを含んでおり、イーサリアムブロックチェーン(ETH)上で直接アクティビティを記録、決済するのではなく、アービトラム上でトランザクションを行う。同ネットワークでは取引や委任、インデックス作成などのトランザクションを行うたびにコストが発生する。同移行によってコストが削減され、参入障壁が低下するため、ネットワーク上でのインデクサー増加や、バリデーターの増加が予想される。
- インデックスとは、データの目次であり、この目次が存在するとデータへのアクセスが容易する。インデックスが存在しない場合、データを取得するにはブロックチェーンに記録されたトランザクションを順番にたどる必要があり時間がかかる。
The Graphプロトコル開発チームの1つであるEdge&Nodeのテガン・クラインCEOは声明で「グラフユーザーは、ガス効率やネットワークの他の側面を改善するための解決策を一貫して模索してきた。利用可能なオプションを慎重に評価した後、エコシステムはプロトコル開発者とネットワーク参加者にスピードと手頃な価格を提供するために、レイヤ2スケーリングソリューションとしてArbitrumを選択した」と語った。
暗号通貨取引所のビットバンクはザ・グラフを15日より、取扱う。ザ・グラフの取り扱いは日本初の事例となる。
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