ジム・クレイマー氏が語る「買い時の急落」と「本物の暴落」の見分け方

  • ジム・クレイマー氏は、株価暴落の多くは経済崩壊ではなく買い場だと述べた。
  • 彼は、1987年のような機械的な売りと、2008年のようなシステム的危機を区別している。
  • 実体経済への損害こそが、単なる大幅下落ではない本質的なシステミックリスクを特徴づける。
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ジム・クレイマー氏は木曜日に放送されたMad Moneyで、株式市場の急落を判断するための枠組みを提示した。同氏は、多くの売りは機械的な不具合によるもので買いの好機だが、本当に経済的な脅威となるケースはごく一部だと述べた。

CNBCの司会であり、40年にわたり市場サイクルを経験してきたクレイマー氏は、3つの出来事を比較して論じた。同氏は1987年のブラックマンデー、2010年のフラッシュ・クラッシュ、2007年から2009年にかけての金融危機を挙げた。

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機械的な売りは見た目ほど深刻でない

クレイマー氏は、1987年10月19日にダウ平均が508ドル下落した事例を最も明確な例とした。この1日で22.6%下落した急落はブラックマンデーとして知られる。

同氏は、ポートフォリオ・インシュアランスという不完全なヘッジ戦略が、悪い1週間を歴史的な急落に変えたと指摘した。この戦略では、先物取引によって自動的に損失を抑えようとした。

クレイマー氏は2010年のフラッシュ・クラッシュについても同様の結論に達した。ダウ平均は2010年5月6日に約36分間でほぼ1000ドル下落し、同日にほとんどの損失を回復した。

クレイマー氏は、2015年8月の市場冒頭での急落時にもほぼ同じ現象が発生したと述べた。両ケースとも、ファンダメンタルズの悪化ではなく、先物市場の機械的な不具合が要因だったと指摘した。

システミック危機は別の判断を要する

クレイマー氏は、2007年から2009年の金融危機は全く異質だと位置付けた。ダウ平均は2007年10月の高値1万4000超から2009年3月上旬にかけて約6470まで下落し、50%超の下落となった。インデックスが完全に回復したのは2013年だった。

クレイマー氏(自身の市場予測も最近は賛否両論がある)は、この違いは実体経済への損害の有無だと説明した。銀行の破綻や失業の増加、当初は対応が遅れた米連邦準備理事会(FRB)などを挙げた。その後、FRBが積極的な介入に転じたことで市場が持ち直したと評価した。

クレイマー氏の結論は明快である。投資家は、市場の急落が本当に実体経済の悪化を伴っているかどうか確認してから悲観すべきだ。機械的な下落は数カ月で持ち直すことが多いが、システミックなものは数年かかる場合もある。


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