九州旅客鉄道(JR九州)は神奈川県のIT企業ピー・アール・オー(PRO)と提携し、7月にもNFTプロジェクト「JR九州NFT」を開始する。両社は9日、連名プレスリリースを配信した。
JR九州NFTは、日本発パブリックブロックチェーンのアスターネットワーク(Astar Network)を採用。今後、独自のNFTプラットフォームを開発し、NFTコンテンツを順次提供する予定だ。
従来のPFP(プロフィール画像)やデジタルアートのNFTと異なり、JR九州NFTでは、鉄道・バスなど交通機関の利用に対し、乗車券をNFTとして発行するものとみられる。またJR九州の商業・宿泊施設の利用についてもNFTを発行する。これにより、JR九州が提供するサービスの利用履歴がNFTとして証明され、第三者に可視化される。
さらに同社は、顧客が保有するJR九州NFTの数や種類に応じて、特典NFTの付与や限定体験を提供するとしている。JR九州NFTを通して、顧客との新たな関係性の構築を目指す。プロジェクトの正式ローンチは7月を予定しているが、販売するNFTの詳細は未定。連名プレスリリースによると現在、以下の取り組みが検討されている。
- JR九州独自のNFTプラットフォーム「JR九州NFT」をローンチ
- 同プラットフォームにおいて、暗号資産(仮想通貨)に加え日本円による決済も導入
- 駅や列車・バス、関連施設等の利用に対しNFTを発行
- 保有するNFTの種類・数量に応じて各種特典を用意
- JR九州NFTのプラットフォームと連携可能な暗号資産ウォレットを提供
- ウォレットに紐付けられた物理的なカードを開発し、カードをスマホにかざす方法でログインが可能に
- Chrome、Safari、Microsoft Edgeの各ブラウザに対応
なおプロジェクト第一弾として、10日から12日まで試験的にNFTの無料配布を行っている。
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