トラスティッド

暗号資産市場に揺れも、注目集める米関連株3銘柄

5分
投稿者 Abiodun Oladokun
編集 Shigeki Mori

概要

  • MARAホールディングス社(MARA)は、株価が11.72%下落し$17.55になったにもかかわらず、9億5,000万ドルの転換社債を発行すると発表した。
  • Galaxy Digital(GLXY)は、K Wave Mediaとの戦略的提携によりビットコインの備蓄を強化し、7%上昇して$31.03に達した。
  • HIVEデジタルテクノロジーズ(HIVE)は、ビットコイン採掘で重要なマイルストーンを達成し、ハッシュレートが13エクサハッシュ毎秒(EH/s)を超えたことを発表し、強さを示した。
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暗号資産市場は25日、世界の時価総額が2%下落するなど、軽微な調整局面にある。そうした中でも、米国市場では暗号資産エコシステムの成長に関わる重要な動きが見られ、一部の関連株が今後のパフォーマンスを占う銘柄として注目を集めている。

MARAホールディングス株式会社(MARA)

MARAの株価は火曜日に11.72%下落し、17.55ドルで取引を終えた。同社は大規模な資金調達の価格設定を発表したにもかかわらずである。7月23日、MARAは2032年満期の0.00%転換社債を950百万ドルで増額発行することを発表した。

この発行は、証券法のRule 144Aに基づく適格機関投資家を対象としており、初期購入者が追加で200百万ドルの社債を購入するための13日間のオプションも含まれている。この取引は、通常の条件を満たした上で、7月25日に完了する予定。

急落にもかかわらず、MARAは本日のプレマーケットセッションでわずかに高く取引され、17.55ドルとなっている。開場時に買いの関心が高まれば、MARA株は18.34ドルの抵抗線に向けて上昇する可能性がある。

このようなトークンインサイトをもっと知りたい方は、編集者ハーシュ・ノタリヤのデイリー暗号資産ニュースレターにこちらから登録してください。


MARA Price Analysis.
MARA価格分析 出典: TradingView

しかし、売り圧力が続く場合、価格は16.84ドルのサポートレベルを下回るリスクがある。

ギャラクシー・デジタル社(GLXY)

ギャラクシー・デジタルの株価は水曜日に7%上昇し、31.03ドルで取引を終えた。これは月曜日に発表されたK Wave Mediaとの新たなパートナーシップに続くものである。

この契約の下で、ギャラクシーはK Waveのビットコイントレジャリーストラテジーの強化に伴い、資産管理者および戦略アドバイザーとしての役割を果たす。K Waveは10億ドル以上の機関資本にアクセスでき、企業のビットコイン準備金を大幅に拡大する計画であり、これによりギャラクシーはデジタル資産管理における主要な機関プレーヤーとしての地位を確立する可能性がある。

本日の米国プレマーケットセッションでは、GLXYは30.92ドルで取引されている。開場時に買い活動が活発化すれば、株価は31.75ドルに向けて上昇する可能性がある。

GLXY Price Analysis
GLXY価格分析 出典: TradingView

しかし、下方圧力が強まると、29.22ドルのサポートレベルを下回る可能性がある。

HIVEデジタルテクノロジーズ株式会社(HIVE)

水曜日にHIVEの株価は2.40ドルで取引を終え、4%下落した。調整にもかかわらず、HIVEは本日のプレマーケットセッションで2.42ドルで取引され、強さを示している。この上昇は、同社がグローバルなビットコインマイニングハッシュレートで13エクサハッシュ毎秒(EH/s)を超えたという重要なマイルストーンを発表した後に起こった。

この成果は、パラグアイのイグアスキャンパス第2フェーズでの次世代水冷マイニング施設の継続的な構築によって達成された。

2 EH/s以上のビットメインS21+ハイドロASICマイナーが稼働しており、サイトは完全に展開されると6.5 EH/sに達する見込み。HIVEは8月末までに合計18 EH/sのハッシュパワーを目指しており、積極的なスケーリングを示している。
市場が開いた後も買いの勢いが続けば、HIVEの株価は2.55ドルに向けて上昇する可能性がある。

HIVE Price Analysis
HIVE価格分析 出典: TradingView

しかし、フォローが続かない場合、価格は2.28ドルのサポートレベルを下回る可能性がある。

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アビオドゥン・オラドクンはBeInCryptoのテクニカルおよびオンチェーンアナリストで、同氏は分散型金融(DeFi)、リアルワールドアセット(RWA)、人工知能(AI)、分散型物理インフラネットワーク(DePIN)、レイヤー2、ミームコインなど、さまざまな分野の暗号通貨のマーケットレポートを専門としている。以前、同氏はAMBCryptoで、Messari、Santiment、DefiLlama、Duneなどのオンチェーン分析プラットフォームを活用し、様々なアルトコインの市場分析と技術的評価を行った。さらに、SixthSense DAOのリサーチアナリストとして、盗まれた資産の履歴を追跡するブロックチェーン・フォレンジック・ツールを開発した。同氏はイバダダン大学で法学部の学位を取得している。
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