暗号資産市場において、従来の金融サービスとは異なるWeb3サービスとして注目を集めているのが「DeFi(分散型金融)」です。DeFiは、中央管理者を介さずにスマートコントラクトと呼ばれるプログラムを用いて金融サービスを提供する仕組み。暗号資産の好市況に伴いDeFiへの資金流入が加速しており、DeFi投資を有効活用することで、効率よく資産を増やす事ができます。DeFi銘柄への直接投資、DeFi運用など各々のリスク許容度に応じた運用が可能です。
そこで本記事では、DeFi投資の始め方と稼ぐコツについて解説します。これからDeFi関連の投資を始めようと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
DeFi投資をおすすめする理由
DeFi投資をおすすめする理由を解説します。
- 暗号資産を効率よく資産運用できる
- 2024年現在DeFiへのTVLが増加している
DeFi投資をおすすめする理由①:暗号資産を効率よく資産運用できる
従来の金融商品では考えられないような高利回りが期待できる点が、DeFi投資最大の特徴と言えるでしょう。預金や投資信託などの伝統的な金融商品では、年利数%程度のリターンが一般的ですが、DeFiでは、流動性があり時価総額が高いトークン同士のペアでも数十%のAPR(年利換算金利)を実現することが可能です。
DeFiが仲介業者を排除し、ユーザー同士を直接結びつけることで、運用コストを大幅に削減しているため、高利回りに繋がっています。
DeFi投資をおすすめする理由②:2024年現在DeFiへのTVLが増加している
DeFiLlamaは、DeFi市場における主要なプロトコルにロックされている資産の総額をリアルタイムで追跡しているプラットフォーム。TVLは、DeFi市場全体の規模と活況さを示す重要な指標になります。
DeFiLlamaを見ても分かる通り、2024年に入ってからDeFi市場への資金流入が加速しています。この流れはDeFi市場が活況を呈していることを示しており、DeFi投資に参入するベストタイミングとも言えます。
DeFi投資で稼ぐコツ
DeFi投資で稼ぐコツについて解説します。
- DeFi銘柄に投資する
- DeFiで運用する
DeFi投資で稼ぐコツ①:DeFi銘柄に投資する
実際にDeFiで運用する方法ではなく、プラットフォームが発行しているトークンを購入することでもリターンを得る方法です。DeFi市場は、まだ発展途上であり、今後大きく成長していく可能性があるため、DeFi銘柄に投資することで、大きな利益を得られる可能性があります。
加えて多くのDeFi銘柄は、主要な暗号資産取引所で取引されており流動性も高いため、売却することも容易です。なお、DeFiのおすすめ銘柄は以下です。
- イーサリアム(ETH)
- ユニスワップ(UNI)
- パンケーキスワップ(CAKE)
- コンパウンド(COMP)
- アーべ(AAVE)
関連記事:DeFi投資におすすめの銘柄5選
DeFi投資で稼ぐコツ②:DeFiで運用する
DeFiプラットフォーム上で実際に運用して稼ぐ方法。DeFiプラットフォームで運用を始める場合、流動性プールの提供は比較的始めやすい方法の1つです。DEX上で2種類の暗号資産をペアで預け、金利報酬を獲得することができます。
また、DeFi運用で得られた利益を再度投資に回すことで、複利効果を得ることも可能です。DeFi市場は、今後も大きく成長していく可能性が高いため、DeFiプラットフォームでの運用は、長期的な資産運用としても有効と言えるでしょう。
DeFiの始め方
DeFiの始め方は、以下です。下記ではPancakeswapを例に取り上げます。
- メタマスクに暗号資産を送金:Pancakeswapを利用するには、まずBinance Smart Chain対応の暗号資産をメタマスクに送金する必要があります。メタマスク内で、クレジットカードを使って暗号資産を購入可能です。
- DeFiとメタマスクを接続:メタマスクに暗号資産を送金したら、Pancakeswapとメタマスクを接続する必要があります。Pancakeswapの公式サイトにアクセスし、右上の「Connect Wallet」ボタンをクリック、メタマスクの画面で、接続を許可します。
- DeFiで流動性を作成:公式サイトから、参加したい流動性プールを選択し、「Add Liquidity」をクリック。投入するトークンの量を入力「Supply」ボタンをクリックして、流動性を供給しましょう。
DeFi投資の注意点
DeFi投資の注意点を深堀していきます。
- インパーマネントロスに注意する
- 必ず余剰資金で運用する
DeFi投資の注意点①:インパーマネントロスに注意する
インパーマネントロスとは、流動性プールに資産を預け、ステークすることで報酬を得る「流動性マイニング」において、資産ペアの価格変動によって発生する損失のことを指します。
イールドファーミングでは、流動性プールに2種類の暗号資産をペアで預け、取引手数料や貸付金利などの報酬を得ることができますが、預けた資産ペアの価格が変動した場合、当初預けた資産とは異なる価値の資産を受け取る可能性があり、これがインパーマネントロスとなります。インパーマネントロスを完全に回避することはできませんが、以下の対策を講じることでリスクを軽減することができます。
- 価格変動が少ない銘柄同士のペアを組む
- 短期間で運用する
以下は、価格変動が比較的少ない銘柄同士のペア例です。
- BNB/ETH
- BTC/ETH
- ETH/USDT
上記のペアは、いずれも主要な暗号資産であり、流動性も高いため、インパーマネントロスの発生リスクも低くなります。
DeFi投資の注意点②:必ず余剰資金で運用する
DeFi投資は、高利回りな投資方法ですが、従来の金融商品と比べても高いリスクも存在します。例えば以下のようなリスクがあります。
- 価格変動リスク:暗号資産の価格変動は非常に大きく、投資額が大きく減少する可能性
- ハッキングリスク: DEXやメタマスクなどのウォレットのハッキングリスク
DeFi投資のリスクを考えると、必ず余剰資金で運用することを心がけましょう。最悪の場合、失っても問題ないと思える資金のみを投資することが重要です。
なお、DeFiでの運用リスクが高いと感じる人は、中央集権取引所が提供しているステーキングサービスでの運用もオススメです。例えば、Bybitステーキングは、暗号資産取引所Bybitが提供する資産運用サービス。「積立ステーキング」と「定期ステーキング」の2種類があり、高い年間利回りが保証されているのが特徴。BTCやETH、USDTなどの人気の高いコインに対応しているため、初心者の人でも安心して利用できます。詳しくは、下記をどうぞ。
関連記事:Bybitステーキングの始め方と注意点
まとめ:DeFi投資で効率よく資産を増やそう
本記事では、DeFi投資の稼ぐコツ、始め方について詳しく解説してきました。DeFiは暗号資産を効率よく資産運用でき、2024年に関してはDeFiへのTVLが増加中。今年はDeFi投資を始める絶好のチャンスと言えるでしょう。
DeFi投資には、インパーマネントロスやハッキングリスクなどのデメリットもありますが、価格変動が少ない銘柄同士のペアを組むことや、余剰資金で投資することで、リスク対策ができます。暗号資産を長期で保有しており、効率のいい運用方法をお探しの人は、ぜひ本記事を参考に、DeFi投資を始めてみてください。
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