暗号資産市場がビットコイン半減期が近づくにつれて活況を呈しています。市況の回復にともない、分散型金融「DeFi」への資金流入も加速中。DeFi関連銘柄の価格上昇も継続しており、2024年は資産を効率よく増やすのに絶好のタイミングと言えるでしょう。
そこで本記事では、DeFiのおすすめ銘柄5選とDeFiおすすめ銘柄の見分け方について解説します。DeFi銘柄への投資を検討している人は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
DeFi投資とは?
DeFi(分散型金融)とは、特定の仲介者や管理主体を必要とせずに金融取引を可能にする金融システムのことです。ブロックチェーン(分散型台帳)技術を基盤に構築されており、主としてイーサリアムのブロックチェーンが利用されています。
また、スマートコントラクトと呼ばれるプログラムが自動的に金融サービスを提供し、利用者は自身の資産の管理権を持ち続けます。既存の金融システムに比べて、高度な透明性、検閲耐性、匿名性、24時間365日利用可能性、構成可能性などのメリットがあり、将来性が期待されています。DeFiの特徴3つについて解説します。
- 中央管理者がいない分散型金融システム
銀行や企業といった中央管理者が不在で、ブロックチェーンの基盤上で自律的に動くプログラムが、金融サービスを提供でき、利用者は誰でもアクセスできるオープンな金融サービスを利用可能 - コンポーサビリティ(構成可能性)
他のサービスと組み合わせて新たなサービスを生み出すことが可能。暗号資産の貸借サービスから借り入れた資産を、分散型取引所で交換したりするなど - ウォレット接続だけで、サービス利用できる
ウォレットさえあれば誰でもサービスを利用できる。ウォレットをブロックチェーンネットワークに接続することで、分散型金融のサービスにアクセスできるようになり、利用に当たって、本人確認や審査の必要がないのが特徴
DeFi投資におすすめの銘柄5選
DeFiのおすすめ銘柄5選を紹介します。
- イーサリアム(ETH)
- ユニスワップ(UNI)
- パンケーキスワップ(CAKE)
- コンパウンド(COMP)
- アーべ(AAVE)
DeFiのおすすめ銘柄①:イーサリアム(ETH)
イーサリアムは、DeFiの代表的な銘柄であり、スマートコントラクト機能、高い流動性、将来性という3つの強みを持つ、まさにDeFiのキングと言える存在。
イーサリアムがDeFiにおいて不可欠な存在である理由は、その革新的なスマートコントラクト機能にあります。スマートコントラクトとは、予め定められた条件を満たすと自動的に実行されるプログラムです。従来の金融システムとは異なり、仲介者を必要とせず、透明性と安全性が高いのが特徴です。またイーサリアムは多くのDeFiサービスにおいて、ETHは流動性ペアとして重要な役割を果たしています。DeFiやDApps(分散型アプリケーション)の普及に伴い、ETHの需要はさらに高まっていくと予想されます。
DeFiのおすすめ銘柄②:ユニスワップ(UNI)
2018年にリリースされた世界最大のDEXであるUniswap上で発行されているのがUNIです。ユニスワップがもたらしたのは、自動的な市場メイキングアルゴリズム(AMM)と呼ばれる仕組み。従来の取引所とは異なり、ユーザーが流動性プールと呼ばれる資金プールに仮想通貨を預け、そのプールから取引相手を見つけるAMMを採用しました。
2020年に、ガバナンス機能を持つネイティブトークンUNIを発行し、流動性プールにトークンを提供することでUNIを獲得することができます。
Uniswapは、今後もAMM技術の進化や、新機能の開発など、さらなる成長が期待されています。UNIトークンについても、ガバナンス機能の強化や、ステーキングなどの新たな活用方法が検討されており、その価値は高まっていくと予想されます。
DeFiのおすすめ銘柄③:パンケーキスワップ(CAKE)
パンケーキスワップは、バイナンスが独自に開発したブロックチェーンBSC(バイナンススマートチェーン)上で稼働するDEX。そのパンケーキスワップ上で発行されているのがCAKEトークンです。
BSCは、イーサリアムと互換性を持ちながらも、高速処理と低手数料を実現していることが特徴で、パンケーキスワップはこの恩恵を受けているため、イーサリアム系のDEXと比べて圧倒的に低コストな取引が可能となっています。CAKEトークンは、ンケーキスワップで行われる取引の度に、一部がCAKEトークンとして還元されるほか、流動性プールに暗号資産を預けることで、CAKEトークンを獲得することができます。
なおCAKEトークンは、単なる報酬としてだけでなく、ガバナンス機能にも活用することも可能。トークン保有者は、パンケーキスワップの運営に関する投票権を持ち、プラットフォームの将来を左右する意思決定に参加することができるため、パンケーキスワップ利用者のおすすめのDeFi銘柄です。
DeFiのおすすめ銘柄④:コンパウンド(COMP)
コンパウンドは、2018年にリリースされたDeFiプロトコルで、2020年にはガバナンス機能を持つネイティブトークンCOMPを発行しました。ユーザーは、コンパウンドにトークンを預けることで利子を獲得することができ、利息は、預け入れたトークンの種類や市場の需給関係によって変動します。一方、預けたトークンを担保にして、他のトークンを借りることも可能です。
コンパウンドはDeFiプロトコルの中でも古参的存在であり、ハッキング確率も高い業界でありながらも、高いセキュリティと信頼性を証明しているため、多くのDeFIユーザーから支持されています。そのため、COMPの将来性も高く、今後もさらなる成長が期待されているおすすめDeFi銘柄といえます。
DeFiのおすすめ銘柄⑤:アーべ(AAVE)
アーべは、DeFi市場における最大手のプラットフォームの1つで、貸借、流動性提供、ステーキングなど、様々なDeFiサービスを提供しているのが特徴。アーべで発行されているのがAAVEトークンで、AAVEトークンは、AAVEプラットフォームのガバナンストークンとして、重要な役割を果たしています。
AAVEトークン保有者は、プラットフォームの運営に関する提案や投票を行う権利を持つほか、AAVEプロトコルに発生した損失を補填するために使用される場合もあります。アーべはDeFiプラットフォームの最大手でもあり、今後もユーザー数の増加に伴いAAVEトークンの価格上昇も見込まれます。
DeFi投資に最適なおすすめ銘柄の見分け方
DeFiおすすめ銘柄の見分け方について解説します。
- Defillamaでのランキング30位以内
- 実際に自分でDeFi運用している銘柄
DeFiおすすめ銘柄の見分け方①:Defillamaでのランキング30位以内
Defillamaでのプロトコルランキング30位以内は、比較的安全圏と言えるでしょう。Defillamaは、DeFiプロトコルのTVL(Total Value Locked:ロックされた総資産額)を可視化し、ランキングするプラットフォーム。TVLは、特定のDeFiプロトコルに預けられている資産の合計額であり、そのプロトコルの規模や人気度を測る指標として用いられます。
Defillamaでは、イーサリアム、BSC、Polygonなど、様々なブロックチェーン上のDeFiプロトコルを網羅しており、ユーザーは各プロトコルのTVLや利用者数、取引量などを簡単に確認することが可能。上位30位までのプロトコルは、TVLが高く、多くのユーザーに利用されていることから、ハッキングなどのリスクも低く、比較的安全圏のDeFi銘柄と言えるでしょう。
DeFiおすすめ銘柄の見分け方②:実際に自分でDeFi運用している銘柄
実際に自分でDeFi運用している銘柄に投資するのもオススメです。自身でDeFiプラットフォームを運用することで、そのプラットフォームに関する深い知識を得ることができます。具体的には、以下の点を理解することができます。
- プラットフォームの仕組み:どのように資金が貸借されているのか、どのような手数料体系なのか、どのようなリスクが存在するのかなど
- ユーザーコミュニティ:どのくらいのユーザーが利用しているのか、どのようなユーザー層なのか、どのようなコミュニティが存在するのかなど
実際に触って理解していない銘柄の場合、ニュースや口コミなどの情報に惑わされ、感情的な判断をしてしまう可能性があるため、触ったこともないDeFi銘柄に投資することは、非常にリスクが高いと言えるでしょう。実際に自分でDeFi運用している銘柄をオススメします。
まとめ:DeFi銘柄に投資して、リターンを得よう
本記事では、DeFi市場で注目を集めている5つの銘柄について、それぞれの特徴や魅力を解説してきました。DeFiとは、特定の仲介者や管理主体を必要とせずに金融取引を可能にする金融システムのこと。従来の金融機関よりも高い利回りで資産運用が可能で、中央集権型の取引所とは異なり、24時間365日取引することができます。
ユニスワップ(UNI)やパンケーキスワップ(CAKE)などはDeFi銘柄の中でも人気が高く、大きな価格上昇も見込まれます。投資には必ずリスクが伴いますが、ぜひDeFiへの知識を深めた上で、DeFiおすすめ銘柄に投資してみてください。
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