ミームコインとは、元々はインターネットのジョークやミーム文化から生まれた暗号資産のことです。ミームコインの人気は近年高まっており、短期的なリターンを狙える通貨としても注目を集めています。
そこで本記事では、ミームコインの買い方と購入する際の注意点について解説します。ミームコインをこれから購入してみたい人、ミームコインに興味がある人は、ぜひ最後までご覧ください。
ミームコインとは?
ミームコインとは、インターネットのジョークやミーム文化から生まれた暗号資産。当初は実用的な価値や目的を持たず、主にコミュニティでの楽しみを目的に作られていましたが、近年では一部のミームコインが人気を集め、市場価値を持つようになりました。
ミームコインの起源は2013年、Dogecoinの誕生に遡ります。柴犬の画像をモチーフにしており、当初はジョークとして作られましたが、瞬く間にインターネット上で人気を集めました。Dogecoinの成功を受け、その後様々なミームコインが誕生。猫や映画、インターネット上の流行語などをモチーフにしたものもあり、ユーモアと独創的なアイデアで多くのファンを獲得しています。
ミームコインの価値は、主にコミュニティによって生み出されており、熱狂的なファンたちは、SNSやオンラインフォーラムなどで情報交換を行い、ミームコインの知名度を高め、さらなる人気を集めることに成功しています。ほかにも、独自のロードマップやイベントなどを企画することで、コミュニティを活性化させ、ミームコインの価値向上に貢献しており、認知拡大やマーケティングによって、大きく価格高騰するミームコインも少なくありません。
ミームコインの買い方
ミームコインの買い方は、一般的な暗号資産の買い方と同じです。
ミームコインの買い方①:暗号資産取引所の口座を開設する
ミームコインを購入するには、まず暗号資産取引所の口座を開設する必要があります。現在、ミームコインを取り扱っている国内取引所は限られているため、購入したいミームコインを扱っている取引所を確認し、口座開設します。
国内取引所でドージコインを取り扱っている取引所は
- GMOコイン
- ビットバンク
- SBI VCトレード
- BitTrade
にそれぞれ上場しています。
口座開設には、本人確認書類やメールアドレスなどの情報が必要です。 必要な情報(メールアドレス、パスワード、身分証明書のアップロードや住所の確認)を入力し、口座開設を完了させます。
ミームコインの買い方②:取引所に日本円を入金する
口座開設が完了したら、次に取引所に日本円を入金します。入金方法は、取引所によって異なりますが、一般的には銀行振込やクレジットカード決済などが利用できます。入金した日本円は、取引所内のウォレットに反映されます。入金には、手数料や時間がかかる場合がありますので、注意してください。
ミームコインの買い方③:ミームコインを購入する
日本円を入金したら、取引所内でミームコインを購入します。取引所の画面で、購入したいミームコインを選択し、入金した日本円金額以内で購入することが可能です。購入量や価格などを指定して注文を出し、注文が成立すれば、ミームコインがウォレットに反映されます。
購入時には、取引所の手数料やスプレッド(売値と買値の差)などが発生しますので、注意してください。なお、暗号資産取引所には「販売所」と「取引所」があり、それぞれ手数料や操作手順が異なるため、自分に適した方法で購入するようにしましょう。
- 販売所:販売所は、ユーザーと取引所が暗号資産を売買する場所です。販売所では、取引所よりも手数料が高くなる傾向にあります。
- 取引所:取引所は、ユーザー同士が暗号資産を売買する場所です。取引所では、ユーザー同士が自由に価格を決めることができるため、低い手数料のまま取引することができます。
ミームコインの代表銘柄
ミームコインの代表銘柄を紹介します。
- ドージコイン
- シバコイン
- ぺぺコイン
ミームコインの代表銘柄①:ドージコイン(DOGE)
ドージコイン(DOGE)は、犬の柴犬をモチーフにしたユーモラスなデザインと、熱狂的なコミュニティを持つ、ミームコインの代表銘柄です。2023年5月現在、時価総額で上位10位に入る主要な暗号資産へと成長を遂げています。
ドージコインは、2013年にBilly MarkusとJackson Palmer氏によって共同開発されました。「Doge」と呼ばれる柴犬のインターネットミームを皮肉する形で誕生したコインであり、当初はジョークとして扱われていましたが、そのユーモラスなデザインと親しみやすさから、瞬く間にインターネット上で人気を集めました。
2021年、電気自動車メーカーのテスラCEOであるイーロン・マスク氏が自身のTwitterでDogecoinについて言及し始めたことをきっかけに、ドージコイン価格は急騰。その後もマスク氏はDogecoinへの支持を表明し続け、多くの著名人や投資家も参入するなど、大きな話題となりました。2021年5月には、一時的に1DOGEあたり0.73ドルを超える最高値を記録。ドージコインには、熱狂的なファンが集まる活発なコミュニティが存在しており、様々なイベントや企画を立ち上げています。また、独自の文化も形成されており、チップ文化やミーム創作、チャリティー活動などが盛んに行われています。
ミームコインの代表銘柄②:シバコイン(SHIBA)
シバコイン(SHIBA)は、犬の柴犬をモチーフにしたユーモラスなデザインと、革新的なエコシステム構築を目指すプロジェクトとして、近年注目を集めているミームコインです。「ドージコインキラー」の異名を持ち、将来的にはドージコインを超える勢いを見せる存在として期待されています。
シバコインは、2020年8月に匿名開発者集団「Ryoshi」によって立ち上げられました。当初は「ドージコインキラー」と呼ばれ、ドージコインを超えるミームコインとして大きな話題に。熱狂的なファンが集まる活発なコミュニティも存在しており、「Shiba Army」と呼ばれ、SNSを中心に情報発信や様々な企画を積極的に行っています。
また、シバコインは独自のエコシステム構築にも力を入れています。代表的な取り組みとしては、以下のものが挙げられます。
- ShibaSwap:シバコインを他の暗号資産と交換できる分散型取引所(DEX)
- Shiba Inu NFTs:シバ犬をモチーフにしたNFTコレクション
- Shibverse:シバコイン専用のメタバース
ミームコインの代表銘柄③:ぺぺコイン(PEPE)
ぺぺコイン(PEPE)は、2023年4月に誕生した比較的新しいミームコイン。ユーモラスなデザインと活発なコミュニティ、そして革新的な取り組みによって、瞬く間に人気を集めおり、2023年には4,000倍以上の値上がり、その成長率はミームコインの中でもトップクラスを誇ります。
ぺぺコインのロゴは、マット・フューリー氏によって作成された有名なインターネットミーム「ペペザフロッグ」をモチーフとしています。ぺぺコインの開発チームは、PEPEを「最もミーム性が高いミームコイン」と称し、単なるジョークコインではなく、ユーモアと革新性を兼ね備えたプロジェクトを目指しているのが特徴。
ある投資家は、27ドルで5.9兆PEPEを購入し、価格上昇後に100万ドルもの資産を手にしたというエピソードも存在します。2024年5月現在、ぺぺコインは依然として強気相場にあり、2023年の驚異的な成長率を考えると、今後も上昇トレンドが続くと予想する投資家も多く存在します。
関連記事:ミームコインPEPE、史上最高値への期待
ミームコインを買う際の注意点
ミームコインを買う際の注意点を解説します。
- 価格変動が激しいため、リスクを十分に理解しておく
- 投資をする際は、余剰資金でおこなう
- 信頼性の低いミームコインは買わない
ミームコインの買う際の注意点①:価格変動が激しいため、リスクを十分に理解しておく
ミームコインは、市場心理やSNSの影響を受けやすく、価格が急騰したり暴落したりする可能性が高いです。特に近年は、SNSの影響で短期間で価格が急騰するミームコインが数多く登場しています。しかし、こうしたコインは価格変動が非常に激しく、下落もまた急激になるため、SNSの熱狂に流されず、自分軸判断することが重要になってきます。価格変動のリスクを十分に理解した上で、投資判断を行うようにしましょう。
ミームコインの買う際の注意点②:投資をする際は、余剰資金でおこなう
ミームコインは、市場心理やSNSの影響を受けやすく、価格が急騰したり暴落したりする可能性が高いです。2021年に人気を集めたミームコイン「Dogecoin」は、米国の著名投資家イーロン・マスク氏の影響で価格が急騰しましたが、その後数ヶ月で大きく下落。
ミームコイン投資は、ギャンブルのような側面も持ち合わせているため、失っても大丈夫な範囲で、楽しむ目的での投資であることを常に念頭に置きましょう。投資に充てるのは、あくまでも余剰資金であり、損失しても生活に支障が出ない範囲の金額のみにしましょう。
ミームコインの買う際の注意点③:信頼性の低いミームコインは買わない
2024年の暗号資産市場はビットコインETFや半減期と重なり、取引も活発化しています。それに伴いミームコインと呼ばれる暗号資産も数えきれないほど誕生しています。しかし、その中には価値のない「粗悪品」も多く存在し、投資家にとって大きなリスクとなるため、信頼性の低いミームコインは買わないようにしましょう。
信頼性の判断基準としては、ホワイトペーパー、コミュニティ、SNSなどが挙げられます。
- ホワイトペーパー:ミームコインの開発目的、技術概要、ロードマップなどを記したホワイトペーパーは、その信頼性を判断する上で最も重要な資料となります。不明瞭な点や矛盾が多い場合は、注意が必要
- コミュニティ:活発なコミュニティを持つミームコインは、問題発生時の対応も迅速である可能性が高い一方、コミュニティが存在しない、もしくは活発でないミームコインは、開発者が姿を消してしまうリスクも高くなります
- SNS:XやDiscordなどのSNSは、ミームコインに関する最新情報や開発者を知るのに役立ちます。公式アカウントだけでなく、関連コミュニティの投稿なども参考にしましょう
まとめ:ミームコインの買い方は簡単。投資する際は余剰資金で行う
本記事では、ミームコインの代表銘柄の一覧と買い方、注意点について解説しました。ミームコインとは、インターネットのジョークやミーム文化から生まれた暗号資産で、主にコミュニティでの楽しみを目的に作られていましたが、近年では一部のミームコインが人気を集め、市場価値を持つようになりました。
ミームコインは国内取引所でも買うことが可能です。買い方はほかの暗号資産と同じであるため、通常の買い方と同様の方法でも購入してみましょう。また海外取引所でもミームコインは複数の取り扱いがあるため、海外取引所を利用するのもお勧めです。しかし、ミームコインは、他の暗号資産に比べて価格変動が激しく、投機的な性質が強いため、投資をする際は、余剰資金でおこなうことや、信頼性の低いミームコインは買わない点を意識しましょう。
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