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仮想通貨SEIはどこで買える?|初心者向け買い方ガイド

18 mins

ヘッドライン

  • SEIネットワークは、次世代のブロックチェーン技術を活用し、1秒間に1万2500件の取引を処理する高速かつ安全なデジタル取引を実現しています。
  • SEIトークンはネットワーク内での取引手数料支払いや運営に使用され、購入は主に海外取引所で行われます。国内取引所から暗号資産を送金する手順が必要です。
  • SEIの投資メリットには高速処理と高度な相互運用性が挙げられますが、競合ブロックチェーンの存在や技術的な知識の必要性がデメリットとなる可能性があります。

仮想通貨の「SEI」は、分散型金融(DeFi)やスマートコントラクトの実行に特化したプラットフォーム上で運用され、セキュリティとスピードを兼ね備えたトランザクション処理が特徴です。現在急速に注目を集めている新しいSEIの買い方をステップバイステップで解説します。主要な取引所からアカウントの作成方法、取引の手順まで、詳しくご紹介します。

SEIとは

SEIネットワークは、次世代のブロックチェーン技術を使って、デジタル取引を効率的に行えるように設計されたプラットフォームです。暗号資産やNFTなどの取引を非常に速く、かつ安全に行うことができます。SEIネットワークのベースとなっているのは、Cosmos SDKというブロックチェーン技術で、これを使うことで、さまざまなデジタルサービスを支えるインフラを提供しています。

まず、SEIネットワークの大きな特徴は、その取引スピードです。1秒間に1万2500件もの取引を処理でき、取引が確定するのにかかる時間はわずか380ミリ秒(1秒の約3分の1)です。この速さは、他の多くのブロックチェーンと比べても非常に優れており、特に大量の取引が行われる場面で大きなメリットになります。この高速処理のおかげで、分散型取引所(DEX)、ブロックチェーンゲーム、NFTマーケットプレイスなど、リアルタイムで多くの取引が必要なアプリケーションに最適です。

関連記事:仮想通貨SEIとは?将来性や特徴についてわかりやすく解説

相互運用性の確保

さらに、SEIネットワークは他のブロックチェーンともデータやトークンを簡単に交換できる相互運用性を持っています。これにより、異なるブロックチェーン間でのスムーズなデータ交換が可能になり、より広範なエコシステムを構築することができます。また、新しい開発者が簡単に参加できるように、CosmWasmという開発環境も提供しています。

関連記事:ブロックチェーンの相互運用とは?

SEIトークンの役割

SEIトークンは独自の通貨があり、これがネットワーク内での取引手数料の支払いや、ネットワークのセキュリティを保つために使われます。さらに、このトークンを使ってネットワークの運営に参加したり、今後はプロジェクトの意思決定にも関わることができるようになる予定です。トークンの配布は、ネットワークの成長を支えるために計画的に行われており、エコシステムの発展を後押しする役割を果たしています。

関連記事:暗号資産におけるトークノミクスとは?初心者投資家にもわかりやすいように解説

取引を高速かつ効率的に実行するメカニズム

このネットワークが提供する機能の一つに、「フロントランニング」を防ぐ仕組みがあります。フロントランニングとは、取引が確定する前に他の人が先に自分の取引を行うことで不公平な利益を得る行為ですが、SEIネットワークではこれを防ぐために、すべての注文を一斉に処理する仕組みを導入しています。これにより、ユーザーは安心して取引を行うことができ、公平な取引環境が保たれます。

また、SEIネットワークは独自の「ツインターボコンセンサスメカニズム」という技術を使っています。これは、ブロックチェーンの処理効率を大幅に向上させるもので、通常のブロックチェーンが13分かかる処理を、SEIではわずか380ミリ秒で行うことができます。さらに、SEIネットワークには、内蔵されたオーダーブックとマッチングエンジンがあります。これは、注文を管理して効率的に取引を実行するためのツールで、開発者が簡単にオンチェーン取引所を構築できるように支援します。このシステムのおかげで、取引コストを削減しながら透明性を高め、より効率的な資産取引が可能となります。

SEIネットワークは、これらの先進的な技術と機能を通じて、デジタル取引を迅速かつ安全に行えるプラットフォームを提供しており、将来的には、デジタル経済を支える重要なインフラになることを目指しています。

仮想通貨SEIの買い方ガイド

取引所の選び方

SEIは日本の取引所では本稿執筆時点で取り扱っていないため海外暗号資産取引所で購入する必要があります。海外の取引所で購入する場合は、以下のリストおすすめの取引所として紹介しています。

  1. Bybit
    • 概要: Bybitは使いやすいデザインと高度なセキュリティで知られる暗号資産取引所の1つです。
    • 特徴: 多種多様な取引が可能なトレーディングプラットフォームで、フィアットから暗号資産も購入できます。取引手数料も低価格で、0.1%程度です。
    • 利点: 日本語での使いやすいインターフェースを提供しています。
  2. KuCoin
    • 概要: 多くの暗号資産を取り扱い、セキュリティも高い暗号資産取引所です。
    • 特徴: 取引手数料が0.1%と比較的安く、広範な購入方法が準備されています。
    • 利点:幅広い暗号資産の取り扱いがあり、各銘柄の流動性が高いため、スムーズな取引を提供します。また、ステーキングやレンディングなどの機能も提供しています。
  3. BingX
    • 概要: 幅広い銘柄を取り扱い、利便性が高い海外取引所です。
    • 特徴: 使いやすいインターフェースを提供し、新規ユーザーにも使いやすい仕組みとなっています。
    • 利点: マージントレードやその他の多くの暗号資産取引機能が利用可能です。

SEIの購入手順

以下に、海外暗号資産取引所のBybitを使用した具体的な購入手順を紹介します。

国内取引所の口座を開設

  • 国内暗号資産取引所(例: bitFlyerやCoincheck)で口座を開設し、暗号資産(例: リップル / XRP)を購入します。

海外暗号資産取引所の口座を開設

  • Bybitの公式サイトにアクセスし、アカウント作成手順に沿ってを作成します。
  • 必要な情報を入力し、本人確認(KYC)手続きを完了させます。

国内取引所からXRPをBybitに送金

  • 国内取引所で購入したXRPをBybitに送金します。
  • Bybitアプリを開き、「資産」タブから「入金」を選び、XRPの入金先アドレスを確認します。
  • 国内取引所の出金手続きを行い、確認したアドレスにXRPを送金します。

BybitでXRPをUSDTに売却

  • Bybitで「XRP/USDT」ペアを選択します。
  • 成行注文でXRPをUSDTに売却します。これにより、XYMを購入するためのUSDTが手に入ります。

売却したUSDTでSEIを購入

  • Bybitアプリの検索バーで「SEI」と入力し、「SEI/USDT」ペアを選びます。
  • 成行注文でUSDTを使ってSEIを購入します。

SEIのウォレットオプション

SEIの動き

ノンカストディアルウォレット(SEIネットワーク向け)

セキュリティの高さ

「Not your keys, not your coins(あなたの鍵でなければ、あなたのコインではない)」という原則に従い、SEIネットワークでは、ユーザーが自分の秘密鍵を完全に管理することが可能です。以下のウォレットが利用可能です:

  • ハードウェアウォレット: Ledger、Trezor
  • Web3ウォレット: Keplr、Leap、Compass

デメリット

技術的知識の必要性: ノンカストディアルウォレットを正しく利用するためには、ブロックチェーンや暗号資産に関する基本的な技術知識が必要です。特に初心者にとっては、この知識が不足していると、誤操作によって資産を失うリスクが高まります。

リスク管理の難しさ: 秘密鍵を紛失したり、ハードウェアウォレットが故障した場合、資産を取り戻す手段がなく、永久に失うリスクがあります。

取引所ウォレット

利便性

SEIネットワークをサポートする取引所ウォレットでは、取引、ステーキング、レンディングといった機能を簡単に利用できます。安全性を高めるためには、強力なパスワード設定や多要素認証の活用が推奨されます。

デメリット

セキュリティリスク: 取引所がハッキングされる可能性があるため、利用者の資産が盗まれるリスクがあります。取引所のセキュリティが常に万全とは限らず、資産を預ける際には注意が必要です。

中央集権的な管理: 取引所ウォレットでは、ユーザーが直接資産を管理するわけではなく、取引所がその役割を担います。そのため、取引所の運営方針や規制の変更に左右されるリスクがあります。

関連記事:Web3ウォレット16選

SEIへの投資のメリットとデメリット

SEIネットワークへの投資メリット

高速で効率的なトランザクション処理

SEIネットワークは、1秒あたり1万2500件のトランザクションを処理できるという驚異的な処理能力を持ち、ブロックの確定時間を380ミリ秒に短縮しています。この特徴により、分散型取引所(DEX)、GameFiプラットフォーム、NFTマーケットプレイスなど、リアルタイム性が重要なアプリケーションにおいて優れたパフォーマンスを発揮します。

高度な相互運用性

SEIネットワークは、IBCプロトコルを通じて他のブロックチェーンとシームレスにデータやトークンを交換できるため、異なるブロックチェーン間での連携が容易です。また、CosmWasmのサポートにより、開発者が簡単に参入できる環境が整っており、エコシステムの拡大が期待されます。

著名なバックアップ

SEIネットワークは、設立からコインベースやCircle Venturesなどの多くのベンチャーキャピタルからの支援を受けています。これにより、プロジェクトの信頼性と将来性が高いと評価されており、エコシステムの成長に向けた資金調達も順調です。

SEIネットワークへの投資デメリット

競合ブロックチェーンの存在

SEIネットワークは、他のレイヤー1ブロックチェーン(例: イーサリアムやソラナ)と競合しています。これらの既存チェーンに対抗し、市場での存在感を高めることは容易ではありません。さらに、メインネットが比較的新しいため、今後予期しない技術的な問題が発生する可能性も考慮する必要があります。

技術的な知識の必要性

SEIネットワークへの投資には、技術的な知識が求められます。SEIネットワークの機能や運用に関する理解が不十分な場合、投資判断に誤りが生じる可能性があります。特に、ブロックチェーン技術に不慣れな投資家にとっては、リスクが高くなる可能性があります。

市場の不確実性と技術リスク

ブロックチェーン業界全体がまだ発展途上であるため、市場の変動が大きく、投資リスクが高いこともデメリットの一つです。また、ネットワークの安全性や運用体制が確立されていない場合、ハッキングや技術的な障害が発生するリスクも無視できません。

まとめ

SEIネットワークは、次世代のブロックチェーン技術を活用し、高速かつ安全なデジタル取引を実現するプラットフォームです。1秒間に1万2500件の取引を処理し、取引確定時間を380ミリ秒に短縮することで、分散型取引所やNFTマーケットプレイスに最適な環境を提供します。また、他のブロックチェーンとの相互運用性やフロントランニングを防ぐ仕組みも備えており、SEIトークンは取引手数料やネットワーク運営に使用されます。SEIの購入は主に海外取引所で行われ、日本国内の取引所から暗号資産を送金する手順が必要です。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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