ライトコイン価格をめぐり、機関投資家と投機筋の両方からの需要が上昇している。しかし、デリバティブデータは、現物買いではなくレバレッジによる上昇が大部分を占めていることを示している。
建玉残高、2026年ピークに迫る
ライトコインの先物建玉残高(OI)は約6億7000万ドルに達し、1月に記録した年間ピークの約6億9000万ドルにあと一歩と迫った。建玉残高は2日間で約1億4000万ドル増加し、6月の安値から倍増した水準。
この増加は、価格上昇だけが要因ではない。Glassnodeによると、LTC建てでの建玉残高も過去1週間で約25%増加した。新規ポジションの積み上げを示している。
過去にこれほどのレバレッジが積み上がったとき、良い結果にはつながらなかった。今年1月、建玉残高はピークに達したが、LTCは80ドル超から下落。その後数週間で、価格は約53ドルまで下げた。
ETF保有残高が過去最高に
一方、Glassnodeが追跡する米国現物ライトコインETFの保有残高は過去最高の約17万5000LTCとなった。カナリー・キャピタルのLTCCは今回、過去最大規模となる約3万9000LTCを追加。保有量は1月以降ほぼ倍増している。
注目すべきは、6月に41ドルまで急落した局面でもETF残高は増加した点である。
ただし、規模には限界がある。直近の流入額は約280万ドルに過ぎず、同じ週に建玉残高は約2億7000万ドル増加した。ETF需要は増加傾向にあるが、価格を単独で押し上げるには規模が小さい。
ライトコイン価格分析:強気派が重要な抵抗線を試す
日足チャートでは、LTCが0.5(62.09ドル)と0.618(67.47ドル)のフィボナッチ水準を1本のローソクで上抜けた。その後、1月末に下落した際の0.786付近(75ドル近辺)を試す動きとなった。
5月高値(約60ドル)を上抜けたことで、2月から5月のレンジ以降で初めて高値更新となった。6月以降は安値も切り上げている。
相対力指数(RSI)は81で今年最高水準。弱気のダイバージェンスは見られないが、買われ過ぎ水準であり短期的な調整リスクが高まっている。
今後のLTCは
終値が75ドルを上回れば、次は80ドルや1月高値の84.89ドルまで上昇余地が広がる。
調整局面となれば、まずは67.47ドルが最初のサポートとなる。下方では、0.5水準と5月高値が重なった60~62ドルのゾーンが強い下値支持として意識される。終値が56.70ドルを割り込むと ブレイクアウトそのものが疑問視される展開。
レバレッジが年間高水準にあるため、次の上昇局面前に調整が入る可能性も現実的なシナリオである。









