Trusted

メタ(旧facebook)、AGI(人工汎用知能)の開発に注力へ

5 mins
更新 Shota Oba

ヘッドライン

  • メタのマーク・ザッカーバーグCEOは19日、メタが一般人工知能(AGI)の構築に注力していると明かした
  • ザッカーバーグ氏はAIとメタバースが緊密に連携し、スマートグラスがその橋渡しとなると見ている
  • AGI開発を支援するため、ザッカーバーグ氏は、メタが24年末までにクラウド施設に大量のコンピュータ設備を備えると公表した
  • promo

メタのマーク・ザッカーバーグCEOは19日、Threads上で一般人工知能(AGI)の開発に注力を注ぐと明かした。同氏は、開発するAGIはオープンソースソフトウェアとして誰もが利用できるようにリリースするとしている。

同氏は声明で「次世代のサービスには、完全なAGIの構築が必要であることが明らかになってきた」と述べ、「最高のAIアシスタント、クリエイター向けAI、ビジネス向けAIなどを構築するには、推論や計画、コーディング、記憶、その他の認知能力に至るまで、AIのあらゆる分野での進歩が必要だ」と主張した。

AGI開発を支援するため、ザッカーバーグ氏は、メタが24年末までにクラウド施設に大量のコンピュータ設備を増設する。具体的には、Nvidia H100が35万台、他のGPUを含めると約60万台のH100相当のコンピュータ設備を構築する計画だ。

フォーブスが報じたところによれば、マイクロソフトも同様に、H100を大量に注文し、同等のコンピューティング設備を構築する予定だ。両社を含む大量の注文によりH100の納期は1年まで伸びている。Nvidia H100は22年に発表され、前モデルの最大6倍の速さを誇り、最大3TB/秒のメモリ帯域幅を持つ。単独で4600台のH100を使用したスーパーコンピュータ、Eosは存在するが、メタのシステムはその130倍に匹敵する。

ザッカーバーグ氏によると、それらのスーパーコンピュータなどを活用し、同社は引き続きラマ3のトレーニングを続け、自社モデルも責任を持って安全にトレーニングするという。ラマ3は生成AIテキストモデルで、OpenAIのGPT-4に匹敵、あるいはそれを上回る可能性があるとされる。メタは前作のラマ2をオープンに公開しており、ラマ3についても同様のことが行われるとみられる。

AI開発会社トップが予見するAGI・AIが作り出す未来とは

ザッカーバーグ氏は、AIとメタバースとを緊密に連携させる「スマートグラス」がその橋渡しとなると見ている。同氏は「多くの人が日常的にAIと対話するだろう。スマートグラスはAIが周囲を認識するのに理想的」と述べ、メタのRay-Ban Meta smart glassesが既に好調なスタートを切っていることを強調。今後10年でスマートグラスを通じたAIとの対話が一般的になると予測した。

OpenAIのサム・アルトマンCEOは15日より開催中のダボス会議での発言で、AGIに対する批判を軟化させた。以前の見解とは異なり、「もはやAGIの定義について一致した見解は存在しない」と述べ、AGIローンチ後は社会に一時的な混乱があるものの、その後数週間で日常生活に戻ると指摘。AGIの進化は「連続的なもので、年々モデルが大幅に改善される」と強調した。

同氏は以前のブルームバーグでの対談で、「AGIは近い将来開発される可能性があるが、さほど世界や仕事に影響を与えない」との見解を示していた。

ベスト暗号資産取引所
BingX BingX 見る
Margex Margex 見る
BYDFi BYDFi 見る
Coinrule Coinrule 見る
Chain GPT Chain GPT 見る
ベスト暗号資産取引所
BingX BingX 見る
Margex Margex 見る
BYDFi BYDFi 見る
Coinrule Coinrule 見る
Chain GPT Chain GPT 見る

Follow us on:

X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル

免責事項 - Disclaimers

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

shota_oba.png
Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
READ FULL BIO
スポンサー
スポンサー