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三菱UFJ、ステーブルコイン発行に向け協業=クロスチェーンインフラを構築

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三菱UFJ信託銀行は2日、ステーブルコインのクロスチェーンインフラの構築を目指し、ブロックチェーンの相互接続のためのミドルウェア開発を行うDatachainおよび、クロスチェーンブリッジの開発を行うTOKI FZCOとの協業を開始した。

ステーブルコイン発行管理基盤「Progmat Coin(プログマコイン)」用のパブリックブロックチェーン間のクロスチェーンインフラ構築が目的。プログマコインではパブリックブロックチェーン上でさまざまなステーブルコインの発行・流通が可能となる。

マルチチェーンで展開されるステーブルコインを用いたクロスチェーン取引を可能にするインフラ構築を目指す。 

クロスチェーンインフラの構築による、想定されるユースケース以下の通り:

  • クロスチェーンスワップ:異なるパブリックブロックチェーン上のステーブルコイン同士の交換
  • クロスチェーン決済:NFTやガバナンストークン等の異なるパブリックブロックチェーン上のステーブルコインによる決済
  • クロスチェーンレンディング:異なるブロックチェーン上のレンディングプロトコルでステーブルコインを活用した取引を実行

TOKIは、各ブロックチェーンに対し流動性プール提供。コスモスの相互運用通信プロトコル「IBC」、Datachainのクロスチェーンブリッジソリューション「LCP」を活用しブロックチェーン間接続を行う。これにより、ブロックチェーンを通じてスワップ、支払い、融資などに活用が可能となる。

 対象となるチェーンは、イーサリアム(ETH)、コスモス(ATOM)、アバランチ(AVAX)、ポリゴン(MATIC)で、今後対応チェーンを増やしていく。

3社は同取り組みを、2024年第2四半期の実現を目処に推進していく。1日の改正資金決済法の施行により、国内でのステーブルコインの発行・流通が可能になった。これにより、さまざまなブロックチェーン基盤のステーブルコインの発行が期待される。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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