モルガン・スタンレーがギャラクシーデジタルとETF連携

  • モルガン・スタンレーの顧客は、スポット型暗号資産ETPの株式と引き換えにビットコインをギャラクシー社へ貸し出せる。
  • ギャラクシーは紹介顧客の最低融資額を2,500万ドルから500万ドルに引き下げた。
  • インカインドによる組成は、導入期間を最大で75%短縮できると両社は述べた。
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モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントは、ギャラクシー・デジタルと紹介契約を結んだ。適格な顧客は、暗号資産を貸し付けることで、モルガン・スタンレー・ビットコイン・トラスト(MSBT)を含むスポット型暗号資産上場投資商品(ETP)の受益証券を受け取る仕組み。

この仕組みにより、投資家は保有する暗号資産を売却せず、規制対象の証券口座商品へ移すことが可能となる。最低投資額の引き下げや導入手続きの短縮で、すでにデジタル資産を保有する富裕層顧客の利用拡大を図る。

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現物型紹介スキームの仕組み

顧客はビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、ソラナ(SOL)など指定された資産をギャラクシーに貸し付ける。ギャラクシーがETP受益証券で返還可能と判断すれば、認可参加者との協議を経て現物型発行を行う。

受益証券は顧客の指定口座に入庫される。暗号資産を“売却”ではなく“貸付”として扱うため、現金化による課税や約定リスクを回避可能。

MSBTは4月に米国で最安水準のビットコインETFとして登場。同行はすでに、顧客へのビットコインファンド紹介をウェルスアドバイザーに承認している。

最低貸出額の引き下げと軟調市場

ギャラクシーはモルガン・スタンレー向けの貸出最低額を2500万ドルから500万ドルに引き下げる。現在4週間以上かかる導入手続きも、場合により最大75%短縮できる見通し。

このタイミングは注目される。ビットコインは本稿執筆時点で6万749ドル付近と1日で約4%下落。イーサは1588ドル、ソラナも65ドル前後と、両銘柄とも過去1カ月で大幅下落が続く。

ビットコイン価格パフォーマンス
ビットコイン価格パフォーマンス 出典: BeInCrypto

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伝統金融とDeFiの橋渡し

この提携は、ギャラクシーが取得したニューヨーク州ライセンスと、DWSとの欧州暗号資産ETPの立ち上げ実績に基づくもの。

「この紹介スキームは、伝統金融と分散型金融(DeFi)の橋渡しにおいて重要な一歩。より多くの投資家にダイバーシフィケーションの機会を効率良く提供するものだ」。モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのインベストメント・ソリューション商品部門責任者アリソン・ネスト氏のコメントとして、発表文抜粋

一方ギャラクシー側は、両者の利便性強化を訴求する構え。

「迅速な導入プロセスと取引最低額の引き下げで、デジタル資産と従来型投資の併用が容易となり、富裕層の包括的資産運用を後押しする」。ギャラクシーのグローバル流通責任者ゼイン・グラウバー氏の談話として、プレスリリースは伝える。

このスキームで、顧客の資産と手数料はモルガン・スタンレーの枠内に残りつつ、ギャラクシーが貸付と現物型発行の実務を担う。

最低額引き下げが、軟調な市場環境でもETP資金流入増につながるかは、今後数週間の動向次第。


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