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マルチチェーン、運営メンバーが中国で逮捕か|MULTIトークン28%の続落

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一部サービス提供を停止中のマルチチェーン(旧エニースワップ)について、チームメンバーが中国で現地当局に逮捕されたとの噂が24日より出回っている。この噂と前後して、Polygon zkEVM、zkSync、Kavaなど一部ブロックチェーンへのスワップに不具合が発生。なお、マルチチェーンはシステム不具合で影響を受けたユーザーに対し、後日補償を行う予定。

マルチチェーンは2021年に提供開始されたクロスチェーンのサービス大手。「プロジェクトの中心メンバーが中国・上海で逮捕され、資産15億ドル規模の暗号資産(仮想通貨)ウォレットが現地当局の管理下に置かれた」という噂が24日頃から出ていた。この噂の真偽は不明。

オンチェーン分析ツールを提供するArkhamによると、クジラ(大口投資家)による資金退避が目立ち、マルチチェーン独自トークン「MULTI」の資金移動額は300万ドルに上る。また、分散型取引所スシスワップからの流動性トークン(LP)引き出し額は500万ドルにのぼる。暗号資産(仮想通貨)ファントム(FTM)を運営するファントム財団も、約240万ドル分の流動性トークンを引き出していた。

MULTIトークンの続落傾向は続いており、本稿執筆時点で、前日比28%減の3.71ドル。直近7日間で53.6%減と、時価総額は半額以下に落ち込んでいる。

直近7日間におけるMULTIトークンのチャート(BeInCrypto Japan

クロスチェーンとは:
任意の暗号通貨を、異なるブロックチェーンへとまたぐ(ブリッジする)こと。クロスチェーンにより、取引所を経由することなく、暗号通貨を異なるブロックチェーンへスワップ(交換)できる。スワップのプロセスを必要最小限に抑えられるため、とくにDeFi(分散型金融)ユーザーに馴染みのあるサービス。

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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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