グランド・セフト・オート(グラセフ・GTA)の制作会社であるTake-Two Interactiveの子会社Zyngaが手掛ける初のブロックチェーンゲーム「Sugertown」のアクセスNFT「Oras」はこのほど、500万ドル以上の取引高を記録している。
SUGARTOWN.
— Sugartown (@visitsugartown) August 14, 2023
Created by @Zynga Web3 Gaming. Coming soon. pic.twitter.com/7ItiG9xODt
9月13日に販売が開始されたゲームアクセストークンOrasは約3週間で、3000ETH(約500万ドル)以上の取引量を生み出した。オープン・シー(OpenSea)によれば、Orasのフロアプライスは現在約430ドル。両社は当初、初回オファリングの一部として当初1万点のNFTドロップを予定していたが、9月13日に特定地域を対象に6000点が無料ミントされ、残り3999点はNFTホルダーの報酬配布用に保管されている。無料ミントは特定要件を満たしたユーザーに限定で行われた。
Sugartownは23年内までにリリースされ、ユーザーはOrasを所有することで無料のミニゲームにアクセス可能となっている。ゲーム内でOrasをステーキングすることで、プレイヤーはエネルギーを獲得し、それを利用してSugartownのゲームをプレイできるほか、ゲーム内通貨Sugarを獲得し、さまざまな報酬をアンロックできる。同ゲームはWebブラウザのみに対応している。9月末にはOrasの所有量に応じた「Lifebound Token(SBT)」の発行を発表。SugartownでのOraのステーキングは2日までに行い、最低7日間連続でロックする必要がある。9日の午前9時にスナップショットが取られ、資格を満たすユーザーは、ステーキング期間中にOraごとに1LBTを獲得できる。
取引量の停滞の一途を辿るNFT
大手NFTマーケットプレイス「OpenSea」は9月、過去2年間で最低の取引高を記録した。Dune Analyticsによれば、9月の取引高は7314万ドル。2月から取引高の減少傾向が続いており、NFTの週間取引量及び取引ユーザーも減少している。これらの動きはNFTのユースケース拡充が十分に進んでいないことが起因と見られる。英保険会社Hiscoxが公開した最新のオンライン・アート・トレード・レポート2023によれば、NFT保有者の33%は購入後のユーティリティについて「どうしたらいいかわからない」と回答。保有者の中には、不安感からNFTへの興味が「消えてしまうかもしれない」と感じている者もいる。
一方、ポリゴン(MATIC)ブロックチェーン基盤のNFTマーケットプレイス開発を進める「Courtyard」は、ポケモンカードなどの実物資産(RWA)をNFT化するサービスをCourtyard.ioで開始。このように現実資産(RWA)実物資産のトークン・NFT化や、「Suger Town」のようなゲーム内でのNFT使用などにより、NFT活用事例の増加が見込まれる。
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