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OKX、イーサリアムレイヤー2「X Layer」のメインネットをローンチ

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更新 Shota Oba

ヘッドライン

  • 暗号資産(仮想通貨)取引所OKXは15日、ポリゴン(MATIC)のチェーン開発キット(CDK)を使用して構築したイーサリアムベースのレイヤー2ネットワーク「X Layer」のパブリックメインネットをローンチした
  • ネットワークの特徴として、OKXのプラットフォームトークンであるOKBがネイティブのガストークンとして機能し、ネットワーク内でのトランザクションコストを削減する役割を果たす
  • OKXは取引量で世界第3位の仮想通貨取引所であり、6.87%の市場シェアをもつ
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暗号資産(仮想通貨)取引所OKXは15日、ポリゴン(MATIC)のチェーン開発キット(CDK)を使用して構築したイーサリアムベースのレイヤー2ネットワーク「X Layer」のパブリックメインネットをローンチした。ネットワークは、複数のチェーン間での流動性と状態の共有を可能にし、ゼロ知識証明を用いたプライバシーとスケーラビリティの向上を目指す。

  • ゼロ知識証明:取引内容自体は公開することなく、取引が正当であることを証明することができる暗号学的手法の1つ。これにより、個人情報や取引内容が明かされることなく、プライバシーを保護することができ、高速データ処理も可能となる

ポリゴンのCEOマーク・ボイロンによると、X LayerはAggLayerと接続されており、異なるブロックチェーン間の流動性とユーザーの断片化問題を解決する。これにより、OKXの約5000万ユーザーがX LayerおよびAggLayerに接続された他のチェーンへ移行できるようになる。

ネットワークの特徴として、OKXのプラットフォームトークンであるOKBがネイティブのガストークンとして機能し、ネットワーク内でのトランザクションコストを削減する役割を果たす。また、ユーザーは200近い分散型アプリケーション(dApps)にアクセスし、トークンスワップ、ステーキング、スマートコントラクトの利用が可能となる。

関連記事:分散型アプリケーション(DApps)とは?特徴や活用事例を解説

OKXはビットコインを含む多数の仮想通貨の入出金や資産転送をこのレイヤー2ネットワークを通じて行うことができ、これによりユーザーは迅速かつ低コストでの取引の提供を図る。OKXは取引量で世界第3位の仮想通貨取引所であり、6.87%の市場シェアをもつ。OKBは過去24時間に7.2%の高騰を見せた

OKXの最高マーケティング責任者ハイダー・ラフィークは、「X LayerはWeb3世界の高速インフラとして、市場とセルフカストディウォレットをつなぐ役割を果たす」と述べ、X Layerの技術的進歩とその潜在能力を強調した。取引所が展開するレイヤー2にはコインベースのBaseもあり、同ネットワークは10日、総預かり資産(TVL)は最高値に達している。また、イーサリアムのDencunアップグレードによるガス代の削減を契機に、レイヤー2ネットワーク全体が盛り上がりも見せており、9日にはレイヤー2のTVLは最高値を更新した。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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