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OpenAI、ChatGPTユーザーに新機能「Memory」を提供=ユーザーの情報を長期的に記憶

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更新 Shota Oba

ヘッドライン

  • OpenAIは30日、新機能「Memory」を、ChatGPT Plusユーザーに提供を開始した
  • 同機能により、チャットボットがユーザーの対話から得た情報を長期的に記憶できるようになり、これまでの会話内容に基づいたよりパーソナルな回答が可能となる
  • Memory機能は対話の内容を記憶し続けるだけでなく、更新があるたびに通知を送信する
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OpenAIは30日、新機能「Memory」を、ChatGPT Plusユーザーに提供を開始した。同機能により、チャットボットがユーザーの対話から得た情報を長期的に記憶できるようになり、これまでの会話内容に基づいたよりパーソナルな回答が可能となる。

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機能は2つの方法で動作する。まず、ユーザーがChatGPTに記憶させたい内容を指示することができる点。そして、チャットボットが対話の中から自動的に学び、ユーザーに関連する情報を将来の会話で自然に反映させることができる点である。

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また、Memory機能は対話の内容を記憶し続けるだけでなく、更新があるたびに通知を送信する。これにより、ユーザーは自身の情報がどのように使われているかを確認し、不要な内容をChatGPTから削除することも可能だ。

プライバシー保護の観点からデータコントロールが可能

一方で、プライバシーを重視するユーザーのために、ChatGPTのメモリー機能は設定画面から完全にオフにすることもできる。また、対話内容が新たなモデルの訓練に使用されることを懸念する場合、データコントロール設定でこれを防ぐことも可能。ChatGPT EnterpriseおよびTeamsの利用者は、これらの情報がモデル訓練に使用されないことが明確に示されている。

現在、このMemory機能は一部のユーザーに提供され、段階的に展開されていく予定だ。また、GPTビルダーは自身のGPTにこの機能を搭載することができ、各GPTのメモリーが独立して機能する。メモリー機能が利用できない地域については明確な理由は明かされていない。ワールドコイン(WLD)の運営企業Tool for Humanity このほど、OpenAIやペイパルとの提携を模索している。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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