Palo Alto Networksのニケシュ・アローラCEOは、今後5年間でAIインフラへの設備投資が約5兆ドル規模となる見通しを示し、企業には全く新たなセキュリティスタックの構築が必要と述べた。
アローラCEOは火曜日、米CNBCの「Mad Money」に出演した。同社が発表した会計年度第4四半期の業績は、ウォール街の予想を上回った。
サイバーセキュリティ負債1兆ドル、その算出方法をアローラCEOが解説
アローラCEOは、AIの進展により、企業は約1兆ドル相当の老朽化したサイバーセキュリティインフラの刷新を迫られていると述べた。従来のインフラでは、機械速度で進行する攻撃に対処できない。
「グローバル全体で約1兆ドルのサイバーセキュリティ負債がある。この負債は、自動化された脅威に迅速に対応できるよう、現代化する必要がある」と、アローラCEOは決算説明会で語った。
同氏がこの1兆ドルという金額に至ったのは単純な算数からだ。セキュリティ機器の耐用年数は約7年、年間の支出は2000億ドルから3000億ドル規模。
「今後5年間でAIデータセンター建設などへの設備投資が5兆ドル規模に達し、無数のエージェントが稼働するだろう。そのために全く新しいセキュリティスタックの構築も必要となる」と同氏は述べた。
アローラCEOは、Anthropic社が本年初めにMythosモデルを発表したことがサイバーセキュリティ業界に大きな転換をもたらしたと指摘した。このモデルはソフトウェアの脆弱性の特定と悪用能力に優れ、企業のサイバーセキュリティへの意識を大きく高める要因となった。
業績で裏付けられる主張
こうした危機感の高まりはすでに同社の業績に表れている。四半期売上高は34%増の34億1000万ドルとなり、アナリスト予想の33億5000万ドルを上回った。調整後1株利益は1.02ドルで、市場予想を4セント上回った。
次世代セキュリティの年間経常収益は91億ドルとなり、63%増加。残存業績義務も34%増の212億ドルに拡大した。
2027年度の売上高ガイダンスは141億ドル〜142億ドルで、アナリスト予想の137億9000万ドルを上回る見通しとなった。
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