ミームコイン取引が急増＝PENGUは17％高

暗号資産市場で投資家のリスク選好が強まり、ミームコインへの関心が再び高まっている。過去24時間でミームコイン全体の取引量は前日比60％増加した。中でもPudgy Penguins（PENGU）は17％上昇し、主要銘柄の中で最大の上昇率を記録した。

PENGU、強気相場の復帰で低迷から脱出

PENGUの価格は最近、目立った上昇を見せていなかった。その低調なパフォーマンスは投資家のセンチメントを冷やし、ショートポジションの急増を引き起こした。日中の回復の瞬間でさえ、トレーダーは強気の賭けを控えていた。

しかし、今や流れが変わりつつある。新たな買い圧力と改善されたテクニカル指標が、強気派がついにコントロールを取り戻しつつあることを示唆している。

PENGUのファンディングレートは7月初め以来初めてプラスに転じ、トレーダーがロングポジションを増やしていることを示している。本稿執筆時点で、これは0.0042%である。

ファンディングレートは、現物市場と価格を一致させるために、永久先物契約においてロングとショートのトレーダー間で交換される定期的な支払いである。プラスの場合、ロングトレーダーがショートに支払い、強気なセンチメントとレバレッジをかけたロングポジションの需要増加を示す。

この新たな勢いの中で、PENGUを巡るクジラの活動が活発化している。Nansenによれば、PENGUを100万ドル以上保有するウォレットアドレスが過去24時間で1%増加している。

本稿執筆時点で、PENGUは0.018ドルで取引されている。PENGU/USDの日足チャートの読み取りでは、ミームコインが一目均衡表の上で取引されていることが示されている。

本稿執筆時点で、この指標の先行スパンAとBは、それぞれ0.01405ドルと0.0135ドルでPENGUの価格の下にサポートを形成している。

一目均衡表は、資産の市場トレンドの勢いを追跡し、潜在的なサポート/レジスタンスレベルを特定する。資産がこの雲の上で取引されると、市場の強気圧力を反映する。これは需要が強まり、弱気圧力が抑えられていることを意味する。

蓄積が続けば、PENGUは0.0203ドルに向けてラリーを延長する可能性がある。

しかし、利益確定の増加に伴い買い活動が減少すれば、PENGUは現在のトレンドを逆転し、0.0140ドルまで下落する可能性がある。