暗号資産業界、ジャン教授のCIAビットコイン説に反論

  • ジャン教授は、ゲーム理論の観点からCIAがビットコインの創設者であると主張する。
  • 批判者は、彼のサーバーに関する質問が基本的な理解不足を示していると指摘する。
  • これまでにサトシ・ナカモトの正体については数多くの説が浮上してきた。
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Jack Neel Podcastの拡散された映像がビットコイン(BTC)の起源を巡る議論を再燃させた。ジャン教授がゲーム理論の観点から最も有力な創設者はCIAであると主張した。

北京を拠点とする教育者であり解説者である同氏は、YouTubeで230万の登録者を持つPredictive Historyチャンネルを運営している。同氏はビットコインをディープステートによる監視ツールと位置付けた。この主張に対し、暗号資産業界からは即座に鋭い批判が集まった。

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CIAはビットコインを創設したのか

番組内でジャン氏は3つの問いを提示した。ビットコインを構築できる技術力を誰が持っているのか、誰がその恩恵を受けるのか、そしてなぜ創設者は匿名であり続けたのかを挙げた。

「ゲーム理論分析を行うと、すべての可能性を探った結果、ディープステート、すなわちアメリカのディープステートに行き着く。結局CIAという結論に至る」と同氏は述べた

ジャン氏は、ブロックチェーンはインターネットやGPSといった技術を開発した組織と同じ機関によって開発された可能性があると考察した。さらに、CIAがこの仕組みから利益を得ることも可能であると主張した。

同氏によれば、ブロックチェーンは大規模な監視の実現と、帳簿外の作戦資金調達を裏で支える金融メカニズムという二重の役割を果たしうる。

最後に、同氏は信頼性維持のためには秘匿性が不可欠だと主張した。ユーザーが政府機関の影響や管理下だと信じてしまえば、システムへの信頼が損なわれ、利用離れにつながると見解を示した。

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ジャン氏はまた、ブロックチェーンのサーバーが物理的にどこに所在するかについても疑問を呈した。ハードウェアを管理できればソフトウェアも管理できるため、オープンソースだという主張は本質的でないと論じた。

「なぜなら、ハードウェアを管理できればソフトウェアも管理できると考えているからだ。オープンソース云々について何を語られようとも気にしない。データベースやサーバーが実際にどこにあるのか知りたいし、また宗教のように設計されていることも興味深い」と指摘した。

さらに同氏は、ウィンクルボス兄弟がFacebook和解後にBTCへの大規模な初期投資を行った点にも注目した。

ビットコインコミュニティ、ジャン教授の主張に反論

批判者らはサーバーの所在疑問について指摘した。あるアナリストは、ビットコインは数万の独立運用ノードによって世界中で動作し、中央サーバーや単一障害点は存在しないと説明した。

「ビットコインは究極的にはIQテストのようなもので、この“教授”は失格だ。17年経っても基本を理解していない。『分からない』と素直に認めればよいのに」とこのアナリストは付け加えた

アンセル・リンドナー氏は「多くの中途半端な知識人の意見」だと切り捨てた。このような見解が、一部の金本位制信奉者がビットコインを理解できず、他の人々が中央集権型の低品質トークンに流れる理由であると論じた。

同氏によれば、根本的な問題は分散化の本質に対する理解不足である。

「このような考え方の人々は、オープンソースの側面やプルーフ・オブ・ワークの意義を十分に理解していない。ビットコインの大きな強みは、誰が作ったかは本質的に関係がない点だ。その透明性と分散性により、単独で評価できる」と投資家・著者のリン・アルデン氏は述べた

BeInCryptoは以前にもジャン氏の主張を分析し、その内容がビットコインの起源に関する事実よりも陰謀論的物語に近いと結論付けている。現時点で、ビットコイン創設がDARPAやペンタゴン、CIAなどの機関と関連しているという公的証拠は存在しない。

一方、サトシ・ナカモトの正体を巡る憶測は今に始まったものではない。これまでにも様々な人物を挙げる多くの説が登場してきた。

直近では、ニューヨーク・タイムズが大規模な調査記事を発表し、ブロックストリームのアダム・バックCEOがビットコイン創設者の最有力候補だと報じた。しかしバックCEOはこの説を否定している。

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