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サンリオ、Web3とAI活用のSNSサービスを24年に世界リリース

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執筆&編集:
Shota Oba

19日 10月 2023年 19:00 JST
Trusted-確かな情報源
  • サンリオは19日、Web3スタートアップのGaudiyとの協業を通じて24年春にWeb3と生成AIの技術を活用したSNSを世界同時リリースを目指す
  • 同サービスは現在クローズドテスト中で、アービトラムの「Arbitrum One」とChatGPTのGPT-4を活用したサービス検証を行っている
  • サンリオの浜崎皓介氏は「Web3技術を全面に押し出すことなくユーザーが気づいたらシームレースなWeb3体験をしていることが望ましい」と語っている
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ハローキティなどのIP(知的財産)を保有するサンリオは19日、Web3スタートアップのGaudiyとの協業を通じて24年春にWeb3と生成AIの技術を活用したSNSを世界同時リリースすると明かした。

同サービスは、サンリオの持つキャラクタービジネスの知見と、Gaudiyの持つNFTなどのブロックチェーン技術、そして生成AI技術を組み合わせた次世代型SNS。プラットフォームにはAccount Abstraction(アカウント抽象化)の概念を活用したWeb3ウォレットを実装し、Web3に馴染みのないユーザーでも簡単に利用できるサービス体験を提供する。

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同サービスは現在クローズドテスト中で、レイヤー2ブロックチェーン(L2)のアービトラム(ARB)の「Arbitrum One」とChatGPTのGPT-4を活用したサービス検証を行っている。イノベーション創出を目的に、元MITメディアラボ所長であり、千葉工業大学学長である伊藤穰一氏がセンター長を務める千葉工業大学変革センターをはじめとする国内外の大学・研究機関などと産学連携し、生成AIの共同研究を進める。具体的には、ファインチューニングを使ったタスク特化型LLMの開発やネットワーク理論を使ったコミュニケーションの改善を図る。両社はサービス公開時には、日本のみならず欧米やアジアなどを含めた世界同時リリースを予定している。

アービトラムの開発を行うアービトラム・ファウンデーションは9月29日、日本初のWeb3特化型インキュベーターFracton Venturesと戦略的事業提携を締結し、日本市場への本格展開を開始していた。

”Web3感”を出さずに体験してもらうことがキーとなる

両社は22年8月に協業を開始。23年年内にWeb3を活用したコミュニティサービスのローンチを目指していた。サンリオは21年よりWeb3事業に参入。同年に開催されたメタバース上のイベント、「サンリオ・バーチャル・フェス 2021」が本格参入の後押しになったという。同社執行役員兼デジタル事業開発部担当・浜崎皓介氏は7月に開催されたWeb3カンファレンスで「Web3技術を全面に押し出すことなくユーザーが気づいたらシームレースなWeb3体験をしていることが望ましい」と語っている。

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