サンリオ、Web3とAI活用のSNSサービスを24年に世界リリース

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更新 Shota Oba

ヘッドライン

  • サンリオは19日、Web3スタートアップのGaudiyとの協業を通じて24年春にWeb3と生成AIの技術を活用したSNSを世界同時リリースを目指す
  • 同サービスは現在クローズドテスト中で、アービトラムの「Arbitrum One」とChatGPTのGPT-4を活用したサービス検証を行っている
  • サンリオの浜崎皓介氏は「Web3技術を全面に押し出すことなくユーザーが気づいたらシームレースなWeb3体験をしていることが望ましい」と語っている
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ハローキティなどのIP(知的財産)を保有するサンリオは19日、Web3スタートアップのGaudiyとの協業を通じて24年春にWeb3と生成AIの技術を活用したSNSを世界同時リリースすると明かした。

同サービスは、サンリオの持つキャラクタービジネスの知見と、Gaudiyの持つNFTなどのブロックチェーン技術、そして生成AI技術を組み合わせた次世代型SNS。プラットフォームにはAccount Abstraction(アカウント抽象化)の概念を活用したWeb3ウォレットを実装し、Web3に馴染みのないユーザーでも簡単に利用できるサービス体験を提供する。

同サービスは現在クローズドテスト中で、レイヤー2ブロックチェーン(L2)のアービトラム(ARB)の「Arbitrum One」とChatGPTのGPT-4を活用したサービス検証を行っている。イノベーション創出を目的に、元MITメディアラボ所長であり、千葉工業大学学長である伊藤穰一氏がセンター長を務める千葉工業大学変革センターをはじめとする国内外の大学・研究機関などと産学連携し、生成AIの共同研究を進める。具体的には、ファインチューニングを使ったタスク特化型LLMの開発やネットワーク理論を使ったコミュニケーションの改善を図る。両社はサービス公開時には、日本のみならず欧米やアジアなどを含めた世界同時リリースを予定している。

アービトラムの開発を行うアービトラム・ファウンデーションは9月29日、日本初のWeb3特化型インキュベーターFracton Venturesと戦略的事業提携を締結し、日本市場への本格展開を開始していた。

”Web3感”を出さずに体験してもらうことがキーとなる

両社は22年8月に協業を開始。23年年内にWeb3を活用したコミュニティサービスのローンチを目指していた。サンリオは21年よりWeb3事業に参入。同年に開催されたメタバース上のイベント、「サンリオ・バーチャル・フェス 2021」が本格参入の後押しになったという。同社執行役員兼デジタル事業開発部担当・浜崎皓介氏は7月に開催されたWeb3カンファレンスで「Web3技術を全面に押し出すことなくユーザーが気づいたらシームレースなWeb3体験をしていることが望ましい」と語っている。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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