30日に公開されたレンディングプロトコルAave(AAVE)の「ガバナンス提案TempCheck」によると、レイヤー2ZKEVMプロトコルScrollが8月に上旬にメインネットをローンチする。
メインネットは8月初頭に公開され、ガバナンス提案が通過した場合、エコシステムの最初のDeFi(分散型金融) dApps(分散型アプリケーション)の1つとしてAave V3に搭載される。最初のバージョンでは、3つの担保資産(WETH、USDC、wstETH)と借入可能資産(USDC)をサポート。DeFiエコシステムを拡大し、Scrollネットワークにより多くの流動性をもたらすことを目的とする。ガバナンス提案にてScrollは、AaveDAOへのリスクエクスポージャーを制限するために、AAVEセーフティモジュールに50万ドル分のAAVEをステーキングし追加のセキュリティ保証を提供するとしている。
Scrollはアルファテストネットを公開中で、メインネット公開にあたってはエアドロップの請求を行うことが可能。
Scrollとは
Scrollは、イーサリアム(ETH)のレイヤー2スケーリングソリューションとして、ゼロ知識証明を用いたイーサリアム仮想マシン(EVM)ベースのロールアッププロトコル。Scrollはイーサリアムのアプリケーションやツールとのネイティブ互換性を可能にする。Scrollはオフチェーンでトランザクションを処理し、その正確さの証明をオンチェーンで投稿する。これにより、イーサリアムのベースレイヤーと比較して、高スループットと低コストのトランザクションを実現。Scrollのメインネットでは、dAppsとの互換性、スマートコントラクトのデプロイ、L2ブロックの探索が可能となる。Scrollのプロトコルは現在、セキュリティを保証するために複数の第三者監査を受けている。
- ゼロ知識証明とは、取引内容自体は公開することなく、取引が正当であることを証明することができる暗号学的手法の1つ。これにより、個人情報や取引内容が明かされることなく、プライバシーを保護することができ、高速データ処理も可能となる。
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