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ソラナ価格動向:週足終値が23ドル台の場合、強気トレンド突入も

4 mins

ヘッドライン

  • ソラナ価格は、長期的な上値抵抗線(レジスタンスライン)に抑えられた拒否された4月以降下落していた
  • 直近の短期的なブレイクアウトは、RSI(相対力指数)に支持されたもの
  • 週足終値が23ドル以上の場合、長期トレンドも強気であることを示唆する
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暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)は4月、長期的な上値抵抗線(レジスタンスライン)からのブレイクアウトに挑んだものの失敗し、以降は続落していた。直近で短期的な上昇が見られたものの、長期的なレジスタンスラインを上抜けするまで、長期トレンドは弱気と見なされる。

ソラナ、上値抵抗線からの上抜けに失敗後下落

週足のテクニカル分析によるとソラナは、過去最高値の260ドルを記録した2021年11月以降、長期の下降トレンドにある。レジスタンスラインから、いまだ上抜けができていない。4月には26ドルのレジスタンスエリアとレジスタンスライン(下記画像内の赤丸)で拒否された。ソラナ価格はその後続落し、週足チャートを見ると弱気相場のサインが現れている。

また、週足チャートにおけるRSI(相対力指数)をみても、ソラナの弱気トレンドが示唆される。RSIは、暗号通貨が買われすぎか、売られすぎかを判断する指標として利用される。数値は0~100で表され、一般的に50以上で上昇トレンド、50以下で下降トレンドと判断される。

ソラナの週足RSIは、レジスタンスラインで価格が反落したと同時に、50(下記画像内の赤い逆三角)のラインで反落した。

SOL週足チャート(TradingView

ソラナ、週足終値23ドル台で上値抵抗線を上回る可能性も

12時間足のテクニカル分析をみると、週足チャートよりも強気トレンドのサインを多く見出だせる。主な理由は、4月17日より続いていた下降ウェッジからのブレイクアウトにある。下降ウェッジは強気トレンドの兆候とされ、下降ウェッジから抜け出すと、その後トレンドが転換する場合が多い。

ブレイクアウトと同時に、RSIも50を上回り強気トレンドへと突入している。しかし12時間足チャートにおけるブレイクアウトは、週足チャートのテクニカル分析における弱気トレンドの予測を覆すには不十分だ。

結果、ソラナ価格予測として、フィボナッチ・リトレースメント(相場反発での買いや相場反落での売りのポイントを探る指標)で0.618の抵抗線である、23ドルまで上昇するのが有力なシナリオと言えよう。

さらに、今週の週足チャート終値が23ドルとなり、上値抵抗線を上回った場合、ソラナの長期トレンドが強気であることを示唆する。その場合、30ドルへとさらに上昇する可能性がある。

SOL週足チャート(TradingView

翻訳:BeInCrypto Japan
原文:Solana (SOL) Price Breakout: Sustainable or Temporary?

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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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