2つのソラナ系ミームコインが金曜日に上昇した。X(旧Twitter)で拡散した投稿が、多数のトークンの宣伝を返信欄に呼び込んだ。ジモシー・ザ・アライグマ(JIMOTHY)は24時間で41%上昇。
Bullshit Coin(BULLSHIT)は、ミームコインカルチャーを自虐的にネタにしたソラナ系トークンで、同期間に21%上昇。いずれもプロジェクトの公式発表による動きではない。
1本のX投稿が2つのソラナ系ミームコインを動かした経緯
SpaceXAIで広告担当シニア・テクニカルプロダクトマネージャーを務めるネイト・エスパルザ氏は、金曜日朝に「Xの暗号資産コミュニティは狂気だ」と投稿した。
SpaceXAIは、イーロン・マスク氏が自身のAI企業xAIをSpaceXに統合し、2月に設立した企業である。
この拡散投稿には、トレーダーたちがアライグマの画像や緑の雄牛のグラフィック、自分たちのトークンの直接的な宣伝で返信した。
JIMOTHYは約0.0096ドル付近で推移し、時価総額は約970万ドル。BULLSHITは約0.0038ドルで推移している(Coingecko調べ)。
取引高も際立った。BULLSHITは24時間で約470万ドル分が売買され、時価総額を上回った。ソラナ系ミームコインの市場の薄さを示す動きである。
一方で、セクター全体も今年同じ循環を繰り返してきた。まず注目が集まり、流動性が後から追いかける構図だ。両トークンともロードマップや資金庫、プロダクトが存在せず、SNSでの拡散力のみが明確な推進力となっている。
ジモシーミームが買い注文を集め続ける理由
ジモシーは米シアトル・バラード地区に実在するアライグマで、先天性の短脊症のため、体が低く丸いのが特徴。マーケティング担当のキアナ・ホール氏が7月に撮影し、その動画が数百万回再生された。
この後、市の認知や壁画、トークンの発行が続いた。ソラナ上で発行されたトークンは、その知名度に乗じて7月に186%上昇した。
マスク氏も以前このテーマを拡散させた。8月8日にはアライグマの動画を投稿し、JIMOTHYは数時間で331%急騰した。同氏は金曜日の取引については投稿していない。
今回の上昇幅はこれより小さく、マスク氏の投稿もなかった。この差は重要であり、拡散投稿の返信だけでジモシーの価格チャートが動いたことを示す。これらの上昇が週末を乗り越えられるかは、どこまでが一過性の注目で、どこまでが信念によるものかを示す。









