スペインの高等法院は25日、同日から人気メッセージングアプリ、テレグラムの一時停止を命じた。
この決定は、Atresmedia、EGEDA、Mediaset、Telefonicaを含む複数のメディア企業が、Telegramがコンテンツの無許可共有を助長しているとして苦情を申し立てたことを受けたもの。サンティアゴ・ペドラズ判事は、これらの申し立てに対する徹底的な調査を可能にするため、停止を制裁した。
スペイン、テレグラムを停止
この指令により、スペイン全土のモバイル・サービス・プロバイダーは、テレグラムの運営に対する封鎖を実施する義務が生じる。この措置は、Telegramがスペインで4番目に利用されているメッセージング・プラットフォームであることを考えると、重要な進展である。
強固な暗号化とプライバシー機能で知られるこのプラットフォームは、スペイン人口の19%近くを占めるユーザーベースを誇っている。
消費者の権利擁護のためのNGOであるFACUAは、今回の司法判断がこのメッセージング・アプリケーションの数百万人のユーザーと、このプラットフォーム上のチャンネルを通じて合法的にコンテンツを発信している企業、組織、公的・私的機関に莫大な損害をもたらすと警告している。
FACUAの活動家ルベン・サンチェス氏は、「著作権で保護されたコンテンツを違法にホストしているウェブサイトがあるからといって、インターネットを遮断するようなものであり、海賊行為を行っているネットワークがあるからといって、すべてのテレビ電波を遮断するようなものだ」と述べた。
この停止措置は、著作権保護とデジタルの自由のバランスに疑問を投げかけるものだ。Telegramは2023年に全世界で7億人以上の月間アクティブユーザーを獲得したと報告されており、重大な岐路に立たされている。停止に対する同社の対応と高等法院からのさらなるコメントは、まだ保留されている。
この事態は数百万人のテレグラム・ユーザーに影響を与え、スペインにおけるデジタル・プラットフォームの規制方法の先例となる。
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