タイ大手商業銀行のカシコン銀行は13日までに、Web3ファンド「KXVC」を設立した。KXVCは1億ドル(約147億円)規模の投資ファンド。アジア太平洋地域などを中心とし、AI(人工知能)、Web3、ディープテック分野の新興企業へ投資を進める。
カシコン銀行はタイ第4位の資産規模を誇るメガバンク。法人部門は多くの日本の銀行とパートナーシップを結んでおり、日本国内にも支店を構える。また、タイ・バンコクの本店は日本人窓口を設置しており、タイ国内の在留邦人にとっても馴染みが深い。
新ファンドKXVCは、同行技術部門KBTG(カシコン・ビジネス・テクノロジー・グループ)が主導する。シンガポールを拠点とする暗号資産(仮想通貨)投資ファンドHashKey Capitalなどと提携し、アジア太平洋地域の他、米国、EU経済圏、イスラエルの新興企業を投資対象とする。
KXVCファンドが投資を進める分野は、Web3インフラ、バリデーター・ノード、ゼロ知識証明の技術開発、暗号資産のプライバシー強化、NFT事業など。KXVCファンドのガンパナート・ウィモンノートMDは以下のコメントを残している。
KXVCファンドはアジア太平洋地域でのビジネス展開を目指す国際的な事業者たちをサポートし、カシコン銀行との協力関係の中で相乗効果を発揮するだろう。
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東南アジアのデジタル経済は30年に1兆ドル(約147兆円)規模になると予測されており、同ファンドの運用に期待が集まる。カシコン銀行は21年、事業拡大計画の一環として分散型金融(DeFi)サービスの実験を開始するなど、Web3事業への進出を進めている。
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