トム・リー氏は、ライター(LIT)をブレイクアウト成功例であり、イーサリアムの重要なインフラと位置付けた。この発言は、同取引所創業者が出演した最新のBanklessインタビューを受けてのもの。
リー氏の発言は軽く受け取れない。同氏はBitMineの会長を務める。BitMineは自らを「世界最大のイーサリアム資金管理会社」とし、579万イーサを保有する。
トム・リー氏がライターに言及した意義
リー氏はFundstratの共同創業者であり、NYSEにBMNRとして上場するBitMineの会長でもある。
BitMineは月曜日に保有する579万イーサを公表した。このうち492万枚近くがステーキングされている。つまりリー氏はイーサリアムの利用拡大に大きく賭けている形。
イーサ(ETH)は現在1944ドル近辺で推移。本稿執筆時点で1年で約49%下落している。
「ライターは大きなブレイクアウト成功例であり、イーサリアムにとって重要なインフラ層である」とBitMine Immersion Technologiesのリー会長は述べている。
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この発言が注目される理由がある。リー氏が7月に発表した投資家向けメッセージでは、ロビンフッド、コインベースおよびクラーケンのInkを「イーサリアムのレイヤー2勝者」として挙げていたが、ライターは含まれていなかった。今回、同氏はライターを「重要」と表現。
これは、同氏がウォール街向けにイーサリアムの強気論を展開する際に用いる銘柄リストへ、新たに加わった。
ライターとは何か
ライターはイーサリアムのレイヤー2型パーペチュアルDEXである。平易に言えば、利用者は運営企業に資産を預けずにレバレッジ取引ができる。
ゼロ知識証明で運営され、誰でも一連の取引や清算が公平に遂行されたか確認できる。
規模も本物。ライターは過去30日間で430億ドルの取引高を処理。現在、オープンポジションは8億2200万ドル、預かり資産は5億2500万ドルに達する。
創業者ウラジ・ノヴァコフスキ氏は18歳でハーバード大学を卒業。その後、シタデルでトレーダーを務め、アドパーではエンジニアリング部門を統括。バンクレスのインタビューで、同システムの開発には18か月を要したと述べた。
ライターは当初、Lunch Clubというネットワークアプリとしてスタート。2022年に方向転換した。その後、Founders Fund、Ribbit Capital、Robinhood Venturesを引受先とする6800万ドルの資金調達を実施した。
ライターは本当に成長しているのか
ライター(LIT)は2.19ドル付近で推移。きょうは4.7%、今月は23.7%上昇。時価総額はおよそ5億4700万ドル。
一方、収益の推移は弱い。四半期収益は3970万ドルから1970万ドル、続いて960万ドルへと減少。
LITは昨年12月の最高値7.86ドルを大きく下回ったまま。ただし3月の最安値0.78ドルは上回る。
リー氏はライターを取引銘柄ではなく、インフラと呼ぶ。同氏はまた、BitMineが暗号資産のユニコーン企業への投資を目指すとも語る。このため今回の評価発言は別の意味も持つ。









