暗号資産市場は22日、取引活動がやや鈍化しており、全体の売買高は低調となっている。投資家のリスク選好もやや後退し、慎重な姿勢が広がっている。
こうしたなかでも、米国市場に上場する暗号資産関連銘柄の一部では、企業独自の材料や動きが買い材料となり、引き続き市場の関心を集めている。本稿では、本日注目すべき3つの暗号資産関連株を紹介する。
モゴ社(MOGO)
MOGOは月曜日に5.29%上昇し、2.02ドルで取引を終えた。これは、同社がロビンフッド・マーケッツによるWonderFiテクノロジーズの買収に関する最新情報を発表したためである。
7月21日付のプレスリリースで、WonderFiの最大株主であるMogoは、約8200万株の普通株を保有しており、7月17日に開催された特別会議でWonderFiの証券保有者がロビンフッドの買収に賛成票を投じたことを強調した。
この取引に対する投資家の上昇傾向なセンチメントがMOGOの価値を押し上げたようで、本日朝のプレマーケット活動では2.01ドルで取引されている。市場が開いた際に強気な勢いが続けば、株価は2.29ドルに向けて上昇する可能性がある。

しかし、需要が減少すれば、1.93ドルを下回る可能性がある。
BTCS社(BTCS)
BTCSの株価は、同社がバランスシートに関する重要な更新を発表した後、前回の取引セッションで8.51%上昇し、6.18ドルとなった。
月曜日に、ブロックチェーンに特化した同社は、55,788ETHの保有、現金、その他の流動資産の合計市場価値が、ETH価格3600ドルに基づいて約2億4220万ドルに達したことを明らかにした。
BTCSはまた、ATWパートナーズLLCとの事前に開示された5600万ドルの取り決めの一環として、1000万ドルの転換社債を発行したと発表した。この資金調達は、年初来で確保した1億8900万ドルに比べて比較的控えめであるが、約200%の転換プレミアムはBTCSのDeFi/TradFiアクリーション・フライホイール戦略をさらに裏付けるものである。
BTCSは本日のプレマーケット取引で6.19ドルで取引されている。需要が開場時に強まれば、株価は7.51ドルに向けて上昇する可能性がある。

しかし、勢いが衰えれば、価格は5.05ドル付近まで後退する可能性がある。
HIVEデジタルテクノロジーズ(HIVE)
HIVEデジタルテクノロジーズは、最近、高性能コンピューティング(HPC)事業の野心的な拡大を発表し、年間1億ドルの収益ランレートを目指していることから注目を集めている。この動きは、ビットコインマイニング企業としてのルーツから離れ、急成長するAIおよびHPCインフラストラクチャ分野への継続的な転換を示している。
同社は、わずか400台のGPUから始まり、NvidiaのH100や今後登場するBlackwell GPUなどの先進的なAIチップを使用して事業を拡大している。HIVEはまた、トロントのピアソン国際空港近くにサイトを取得し、HPC部門の拡大のために7.2メガワットの電力容量を確保した。これは、カナダの主要なAI人材エコシステム内に戦略的に位置する動きである。
本日のプレマーケット取引セッションでは、HIVEの株式は2.29ドルで取引されている。需要が市場開場時に強まれば、株価は2.55ドルの抵抗ゾーンに向けて上昇する可能性がある。

一方、勢いを維持できなければ、2.06ドルのサポートレベルに向けて下落する可能性がある。
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