戻る

ステーブルコインUSDC、ポリゴン・ブロックチェーンにネイティブ対応

editor avatar

編集:
Shigeki Mori

11日 10月 2023年 19:21 JST
Trusted-確かな情報源
  • 米サークルは11日、運営するステーブルコインUSDCについて、ポリゴン(Polygon/MATIC)ブロックチェーンにネイティブ対応した
  • これまでポリゴンではブリッジ版ステーブルコインUSDC.eが利用されていたが、ネイティブ版に置き換わる
  • USDC.eについて、サークル社は運営に関与しておらず、準備金の裏付けもないため、安全性が懸念されていた
プロモーション

米フィンテック企業サークルは11日、運営するステーブルコイン「USDコイン(USDC)」について、ポリゴン(Polygon/MATIC)ブロックチェーンにネイティブ対応した。これまでポリゴンではブリッジ版USDC.eが利用されていたが、ネイティブ版に置き換わる。

Sponsored
Sponsored

イーサリアムETH)上で発行されたUSDCをブリッジしたUSDC.eについて、サークル社は運営に関与しておらず、準備金の裏付けもないため、安全性が懸念されていた。同社では11月10日以降、USDC.e入出金のサポートを終了する予定。ポリゴンはイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンとして有名で、基軸通貨MATICは国内取引所コインチェックなどで取り扱いがある。

ステーブルコインUSDC、15のブロックチェーンにネイティブ対応

サークル社は8月、事業パートナーであった米暗号資産取引所コインベースとの間で、USDC運営体制の変更に合意。この時点でUSDCは9種類のブロックチェーンにネイティブ対応していたが、さらに6つのブロックチェーンに拡大する計画を発表。9月に入りベース(Base)、ノーブル(Noble:コスモスエコシステム)、ニアプロトコル(NEAR)、オプティミズム(OP)、ポルカドット(DOT)でネイティブ版USDCをローンチ。今回のポリゴン版USDCを含め、15のブロックチェーンにネイティブ対応した。

サークル社はこれに加え、クロスチェーン転送プロトコル(CCTP)についても対応ネットワークを拡大する予定。現時点でCCTPに対応するブロックチェーンは、イーサリアム、アバランチ(AVAX)、アービトラム(ARB)。

クロスチェーン転送プロトコル(CCTP)とは:
USDCを転送元のブロックチェーン上でバーン(焼却)し、転送先のブロックチェーン上でミント(新規発行)する転送プロトコル。従来の方式と比べ、より安全に他ブロックチェーンへ転送できるのが特徴。

免責事項

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。