米フィンテック企業サークルは11日、運営するステーブルコイン「USDコイン(USDC)」について、ポリゴン(Polygon/MATIC)ブロックチェーンにネイティブ対応した。これまでポリゴンではブリッジ版USDC.eが利用されていたが、ネイティブ版に置き換わる。
イーサリアム(ETH)上で発行されたUSDCをブリッジしたUSDC.eについて、サークル社は運営に関与しておらず、準備金の裏付けもないため、安全性が懸念されていた。同社では11月10日以降、USDC.e入出金のサポートを終了する予定。ポリゴンはイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンとして有名で、基軸通貨MATICは国内取引所コインチェックなどで取り扱いがある。
ステーブルコインUSDC、15のブロックチェーンにネイティブ対応
サークル社は8月、事業パートナーであった米暗号資産取引所コインベースとの間で、USDC運営体制の変更に合意。この時点でUSDCは9種類のブロックチェーンにネイティブ対応していたが、さらに6つのブロックチェーンに拡大する計画を発表。9月に入りベース(Base)、ノーブル(Noble:コスモスエコシステム)、ニアプロトコル(NEAR)、オプティミズム(OP)、ポルカドット(DOT)でネイティブ版USDCをローンチ。今回のポリゴン版USDCを含め、15のブロックチェーンにネイティブ対応した。
サークル社はこれに加え、クロスチェーン転送プロトコル(CCTP)についても対応ネットワークを拡大する予定。現時点でCCTPに対応するブロックチェーンは、イーサリアム、アバランチ(AVAX)、アービトラム(ARB)。
クロスチェーン転送プロトコル(CCTP)とは:
USDCを転送元のブロックチェーン上でバーン(焼却)し、転送先のブロックチェーン上でミント(新規発行)する転送プロトコル。従来の方式と比べ、より安全に他ブロックチェーンへ転送できるのが特徴。
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