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ぺぺコイン(PEPE)20%超の急落、大口投資家・運営の積極的な資金移動が原因か

4 mins
更新 Shota Oba

ヘッドライン

  • ぺぺコインが25日、20%以上の急落。
  • ぺぺコイン創設者はオリジナルキャラクター使用の著作権料を支払っていないもよう。
  • ミームコインへの投資には細心の注意が必要となる。
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ミームコインのぺぺコイン(PEPE)は25日、価格が急落した。コインゲッコーによると、現在のPEPEの価格は0.000000874727ドルで前日比20.3%減でランキング98位に位置している。大口投資家(クジラ)と運営による売却および送金が下落の引き金になったと見られる。

ブロックチェーンエスクプローラーのetherscanによれば、ぺぺコインチームの16兆を超えるぺぺコインがマルチシグ・ウォレットから暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス、OXK、バイビットに関連したアドレスに送金された。送金が行われる前にはマルチシグウォレットが必要署名数が5個以上から2個以上に変更されていた。これまでぺぺコインのチームウォレットの6.9%にあたる29兆PEPEのうち、合計18.3兆PEPEが中央集権取引所(CEX)に転送された。これを受けPEPEの大口投資家やマーケットメーカーがPEPEを売却し急落につながったと見られる。

中国メディアPAnewsによれば、ぺぺコインのザカリー・テスタ創設者はPEPEの収益を使って、価格が86.5万ドルの紫色のランボルギーニを購入したも、Pepe the Frogのオリジナル作成者Matt_Furieには一切の著作権料を支払っていないという。さらに、同メディアによれば、同氏は風景写真家で過去に複数の自然保護地域、先住民地域、およびドローンの飛行が禁止されている地域で撮影を行った違法行為の経歴があるという。

ペペコインは、2005年にマット・フリー氏が作成したミーム「カエルのペペ」にインスパイアされたミームコイン。バイナンスはぺぺコインの上場時に「ぺぺコインにはユーティリティがなく、価格のサポートメカニズムもない。また特定のチームメンバーが、TGE(トークン・ジェネレーション・イベント)の開始数分後に供給量の7%を購入できたというインサイダー取引の兆候がみられる」とし、注意喚起を行っていた

ミームコインは心理効果「バンドワゴン効果」を引き起こし、リスク管理を疎かにする可能性がある。バンドワゴン効果は、投資家が他の人の行動や意見に追随する現象であり、一時的な価格ブームやバブルを引き起こす可能性を持つ。いずれの場合も、人々はFOMO(機会を見逃す恐怖)のために投資する可能性があり、冷静な判断と調査行わずに投資することがある。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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