ワールドコイン(WLD)は18日、プロジェクトの一環として新しく導入されるLayer 2ブロックチェーン「World Chain」を発表した。World Chainは「人間のために設計された新しいブロックチェーン」と称し、今夏リリース予定で、イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンとして、オプティミズム(OP)のSuperchainエコシステムとの一部となる。
えIntroducing World Chain, a new blockchain designed for humans ⚪️ pic.twitter.com/qNb7S3vqut
— Worldcoin (@worldcoin) April 17, 2024
World Chainはオープンソースでパーミッションレスのネットワークであり、最終的にはコミュニティによって独立され管理されることを目指している。同ブロックチェーンは、人間のユーザーがボットに対して優先的に取引できるブロックスペースを提供し、条件に応じてガス代も無料になるという。
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ワールドコインによれば、既に160カ国で1000万人以上のユーザーがWorld IDを使用しており、7500万件以上のトランザクションを実行している。さらに同プロジェクトによる虹彩スキャンを行なったユーザーは500万人を超える。同社はWorld Chainの導入により、これらのユーザーはより速く、よりコスト効率の良いトランザクションが可能となるとしている。
時にオプティミズムの80%のアクティビティを占める最大のアプリケーションに
ワールドコインのユーザートランザクションは現在、OPメインネットのアクティビティの約44%を占め、ネットワーク上で最大のアプリケーションとなっている。さらにネットワーク混雑時には80%を超え、時には限界を超えることもあるという。
さらなるユーザーの増がが見込まれる一方、でBeInCryptoはこのほど、ケニア、スペイン、ポルトガルを含む数カ国が、Worldcoinに対して自国内での事業停止を要請したと報じた。これらの管轄区域は、ユーザーから生体情報を収集するワールドコインの動向に対して懸念を示している。
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これに対しワールドコインは3月、「パーソナルカストディ」と称する新たなデータ保管手法を導入した。同手法は、ユーザーのデバイス上で直接情報を保管することでプライバシー保護の向上を目指す。ワールドコインは同月、Trail of Bits社にOrbのソフトウェアの専門監査の結果を公開していた。
ワールドコイン(WLD)とは?
ワールドコインは、「Orb」と呼ばれる球体デバイスを用いて人間の虹彩をスキャンし、AIと人間を区別することで「World ID」を提供するプロジェクト。プロセスを完了したユーザーには、暗号資産「WLD」が配布される。同認証プロセスではユーザーの個人情報は一切収集されず、ただ人間であるという事実だけが確認されるという。同仕組みにより、ベーシックインカムの実現を目指している。
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