トラスティッド

ワールドコイン、レイヤー2「World Chain」を発表

5分
投稿者 Shota Oba
編集 Shigeki Mori

概要

  • ワールドコイン(WLD)18日、プロジェクトの一環として新しく導入されるLayer 2ブロックチェーン「World Chain」を発表した
  • World Chainは「人間のために設計された新しいブロックチェーン」と称し、今夏リリース予定で、イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンとして、オプティミズム(OP)のSuperchainエコシステムとの一部となる
  • 同ブロックチェーンは、人間のユーザーがボットに対して優先的に取引できるブロックスペースを提供し、条件に応じてガス代も無料になるという
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ワールドコイン(WLD)は18日、プロジェクトの一環として新しく導入されるLayer 2ブロックチェーン「World Chain」を発表した。World Chainは「人間のために設計された新しいブロックチェーン」と称し、今夏リリース予定で、イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンとして、オプティミズム(OP)のSuperchainエコシステムとの一部となる。

World Chainはオープンソースでパーミッションレスのネットワークであり、最終的にはコミュニティによって独立され管理されることを目指している。同ブロックチェーンは、人間のユーザーがボットに対して優先的に取引できるブロックスペースを提供し、条件に応じてガス代も無料になるという。

関連記事:WorldCoinアカーシュ・サンギ開発責任者独占インタビュー :WLDの独特なシステムと日本の独特な市場とのマッチング

ワールドコインによれば、既に160カ国で1000万人以上のユーザーがWorld IDを使用しており、7500万件以上のトランザクションを実行している。さらに同プロジェクトによる虹彩スキャンを行なったユーザーは500万人を超える。同社はWorld Chainの導入により、これらのユーザーはより速く、よりコスト効率の良いトランザクションが可能となるとしている。

時にオプティミズムの80%のアクティビティを占める最大のアプリケーションに

ワールドコインのユーザートランザクションは現在、OPメインネットのアクティビティの約44%を占め、ネットワーク上で最大のアプリケーションとなっている。さらにネットワーク混雑時には80%を超え、時には限界を超えることもあるという。

さらなるユーザーの増がが見込まれる一方、でBeInCryptoはこのほど、ケニア、スペイン、ポルトガルを含む数カ国が、Worldcoinに対して自国内での事業停止を要請したと報じた。これらの管轄区域は、ユーザーから生体情報を収集するワールドコインの動向に対して懸念を示している。

関連記事:暗号資産(仮想通貨)ワールドコインとは?特徴や入手手順を解説

これに対しワールドコインは3月、「パーソナルカストディ」と称する新たなデータ保管手法を導入した。同手法は、ユーザーのデバイス上で直接情報を保管することでプライバシー保護の向上を目指す。ワールドコインは同月、Trail of Bits社にOrbのソフトウェアの専門監査の結果を公開していた。

ワールドコイン(WLD)とは?

ワールドコインは、「Orb」と呼ばれる球体デバイスを用いて人間の虹彩をスキャンし、AIと人間を区別することで「World ID」を提供するプロジェクト。プロセスを完了したユーザーには、暗号資産「WLD」が配布される。同認証プロセスではユーザーの個人情報は一切収集されず、ただ人間であるという事実だけが確認されるという。同仕組みにより、ベーシックインカムの実現を目指している。

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国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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