3月19日、米国証券取引委員会(SEC)はリップルに対する4年間にわたる訴訟を正式に終了し、XRPネットワークの活動が急増した。同日、トークンを取引したアクティブアドレスの数は年初来(YTD)の最高値に急上昇し、投資家の関心の高まりを反映している。
しかし、この勢いは短命だった。オンチェーンデータによれば、それ以降アクティブウォレット数は着実に減少している。
XRP需要が低下=訴訟終了でブーム終息
リップルは19日、SECが支払いサービス会社に対する4年間の訴訟を取り下げたと発表した。これにより、XRPの需要が急増し、その日のアクティブアドレス数に反映された。
Glassnodeによれば、これは年初来の最高値である626854に達した。しかし、訴訟後のブームが薄れるにつれ、XRPの需要は減少した。3月23日までに、アクティブアドレス数は30日間の最低値である54704に急落し、市場での買い圧力の弱まりを示している。

資産のアクティブアドレス数の減少は、取引活動の減少と買い意欲の低下を示唆する。これは弱気のシグナルであり、流動性の低下、投資家の参加の弱さ、XRPの実用性の低下を示す。
さらに、価格チャート上でXRPはスーパートレンドインジケーターの下に位置しており、市場での弱気圧力が続いていることを示している。本稿執筆時点で、このモメンタムインジケーターはアルトコインの価格2.84ドルの上に動的な抵抗を形成している。

スーパートレンドインジケーターは、資産の価格トレンドの方向と強さを測定する。価格チャート上に線として表示され、トレンドを示すために色が変わる。上昇トレンドの場合は緑、下降トレンドの場合は赤である。
資産の価格がこのインジケーターの下にある場合、市場は弱気トレンドにある。トレーダーはこれを売りシグナルまたはロングポジションを終了しショートポジションを取る警告と解釈する。
XRP強気派は回復狙う=2.61ドル突破から2.84ドルへ
XRPは本稿執筆時点で2.46ドルで取引されており、2.13ドルで形成された長期サポートの上に位置している。弱気圧力が高まれば、トークンはこのサポートを試す可能性がある。
保持に失敗した場合、XRPの価格は2ドルまで急落する可能性があり、そこには別の強力なサポートがある。

逆に、買い活動が勢いを増せば、アルトコインは2.61ドルの抵抗を突破しようとする可能性がある。突破が成功すれば、XRPはスーパートレンドインジケーターの2.84ドルに向かって上昇する可能性がある。
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