XRP価格は24日、小幅に反落したものの、1.13ドル近辺で推移し、強気のチャート構造を維持している。一方で、機関投資家の需要には陰りが見え始めており、暗号資産市場ではテクニカル指標の強気シグナルとXRP関連ETF・ファンドへの資金流入鈍化との間で見方が分かれている。7月21日以降の下落はパニック売りではなく秩序ある調整にとどまっており、今後の相場の方向性が注目される。
売り圧力が後退、XRPは強気なカップ&ハンドル形成
7月初旬以降、XRP価格は、カップ&ハンドル(底を作って回復し、その後やや下落する形)を描いている。これはしばしば上放れの前兆となるパターンである。7月21日以降のレンジ推移も、ハンドル部分として良好に当てはまる。
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重要なのは、直近の下落では出来高が減少している点である。売買高の減少は、今回の調整が本格的な利食い売りではなく一時的な休止である可能性を示唆し、XRPの上放れシナリオを後押ししている。
ただし、チャートの形がきれいでも、背景にいる買い手が後退すれば状況は変化する。
XRP ETF資金流入は一見堅調、だが潮目は静かに変化
実際には、資金フローのデータは見落としやすい警告をはらんでいる。表面上はXRP ETFへの資金流入が依然プラスで、ローンチ以降毎月新たな資金が入っている。多くの読者はこの数字だけを見て安定した強さだと感じるだろう。
しかし、そのペースを詳しく見ると景色が異なる。4月の資金流入は8159万ドル、5月には1億3194万ドルと増加したが、6月は5946万ドルと半減した。
7月はこれまでに1243万ドルと、過去最も低い水準である。数値自体はプラスだが、着実な減少傾向から機関投資家の買い意欲が静かに弱まっている可能性、すなわちXRP ETF需要の冷え込みを示唆する。
こうしたファンド流入だけで需要全体は判断できない。オンチェーン保有者の動きも同様の静かな変化を見せている。
長期保有者ネットポジション変化、再び警告を示唆
長期保有者ネットポジション変化(長期保有者がコインを増減させているかを示す指標)は、過去にも見られた警告サインを点灯している。6月22日には同指標が過去最高水準の一つとなった。
その後、7月1日にかけて指標は減少、XRP価格もそれに合わせて調整した。XRP価格はこの間、1.13ドルから1.05ドルまで下落した。
さらに、その後XRP保有者が再び買い増しを開始すると価格も回復、両者は連動する動きを見せている。
7月19日以降、この指標は再び下向きに転じ、約2億3100万XRPから約2億2600万XRPまで減少している。この関係が続く場合、価格も同様に調整に転じる可能性がある。
最終的な判断はチャートの動きに委ねられる。
XRP注目の価格水準
現状の反転局面が継続する中で、注目すべき水準は7月1日から7月13日の動きに由来する。最初の壁は1.15ドル(0.618フィボナッチ水準)で、過去の動きでも一般的な反転ポイントとなる技術的な節目である。
1.15ドルを明確に上抜ければ、カップのハンドル部分が崩れ、カップの首線となる1.16ドルが次のターゲットとなる。その上には1.18ドル、1.21ドルの展開も視野。もっとも、カップ型形成の失敗例も多く、真の上放れにはヒゲではなく、日足の終値で確実な突破が必要。
下落局面では、1.13ドルを下回れば1.12ドル、その後1.09ドルのサポートが意識される。1.05ドル(カップ底)を下回ると、このパターン自体が無効となる。現状では、1.15ドルが1.21ドルに向けた新たな上昇局面と1.09ドルへの下押し局面を分ける分水嶺。









