ApeCoin(APE)の価格が金曜日に80%超急騰し、約0.18ドルとなった。0.10ドル付近の狭いレンジから上放れする展開となった。前週初めにYuga Labsがマイケル・フィッジCEOの就任を正式発表したことが、投資家の楽観視につながった形。
オンチェーン分析企業Lookonchainは、新たに作成されたウォレットがイーサから資金を移動し、9,190,000APEの5倍ロングポジションを構築したと指摘した。本稿執筆時点で未実現利益は71万3,000ドル規模。
経営陣交代がApeCoinの価格急騰を後押し
Bored Ape Yacht Club(BAYC)やOthersideメタバースを手掛けるYuga Labsは、4月16日ごろから長年プロダクト責任者を務めたフィッジ氏を最高経営責任者に昇格させた。共同創業者グレッグ・ソラノ氏は取締役会会長に就任。
フィッジ氏は2021年からYugaに在籍し、映画・アニメ・デジタルアート分野のキャリアを持つ。同氏の就任は、Yuga Grailsによる高額NFTの流動性確保を目的としたOTC(店頭取引)デスクの設立案など、新たなエコシステム強化策と重なった。
直近になってトークンを巡るコミュニティセンチメントが大きく変化している。数千以上のOtherside Deedや複数のMega Mutant Apeを保有するBAYCの著名コレクター、アダム・ワイツマン氏は、新経営体制への信頼を公の場で改めて強調した。
ハイパーリキッドのトレーダー、急騰を捉える
Lookonchainのデータによれば、匿名トレーダーはハイパーリキッド上で75イーサ(17万4,000ドル相当)を売却した後、103万ドル相当の5倍レバレッジAPEロングを建てた。
このウォレットには過去取引履歴がなく、動きを事前に察知した“情報通取引”との憶測が広がった。
「この“インサイダー”をAPEが80%上昇する前に発見した!現時点で71万3,000ドルの含み益を確保」とLookonchainが報告。
APEは金曜日まで数カ月にわたり約0.10ドルで推移していたが、今回の急騰後も2022年のピークを約99%下回る水準にある。直近の上昇局面で、アルトコインは0.1965ドルまで伸び、1時間で70%上昇。
今回のラリーが持続するかどうかは、フィッジCEOがどれだけ早くロードマップを具体化できるか、NFT全体の売買動向がついてくるかにかかる。





