ジョン・ターナス氏が火曜日にアップルの最高経営責任者(CEO)に就任した。AAPL株はわずかに下落した。長年マーケティング部門を率いたフィル・シラー氏も今週、最後の主要職から退いた。
アップル在籍25年のターナス氏が、新CEOに就いた。15年間CEOを務めたティム・クック氏は会長職に移行した。今回の経営交代では、人工知能(AI)がターナス氏の最優先課題となる。
経営陣の刷新
シラー氏(66)は、App Storeおよび製品イベントの統括を辞任した。これらの業務は、サービス部門トップのエディー・キュー氏と、コミュニケーション部門責任者のクリスティン・ヒューゲット・クウェール氏が引き継ぐ。
シラー氏は引き続きApple Fellowの肩書きを持つが、社内ではこの人事が退職への布石と受け止められている。今回の動きは、ターナス氏が経営再建の中で管理すべきベテラン離職の波の一部でもある。
iPhone販売が最優先
ビッグテクノロジー創業者のアレックス・カントロウィッツ氏は、CNBC「クロージングベル」で、ターナス氏の最優先業務は人工知能ではないと語った。
最も重要なのはiPhoneを売ることだ。iPhoneを売らなければならない。
アレックス・カントロウィッツ氏、CNBC
カントロウィッツ氏は、直近四半期でのiPhone売上高21%増が、過去1年間でアップル株が36%上昇する原動力になったと指摘した。また、メモリー半導体価格の上昇がターナス氏にとって見過ごせない利益圧迫要因であるとも警鐘を鳴らした。
中長期的には、ターナス氏は折りたたみ式iPhoneや、グーグルのジェミニを基盤とする刷新版Siriという新規製品で、アップルがハードウェアでもAI分野でも革新的である姿勢を示したい考えだ。
AAPL、経営交代日に下落
AAPLは、月曜日の取引時間中に313ドルまで下落し、その後アフターマーケットでやや値を戻した。株価は319.70ドルの金曜終値から0.89%安の316.85ドルで取引された(TradingViewデータ)。
X(旧Twitter)上の投資家は、トップ人事交代に直結した株価の変動を指摘した。
下落したとはいえ、アップル株は1年間でおよそ36%上昇している。7月に一時時価総額が5兆ドルに迫る過去最高値をつけて以来、その水準からは依然低い。
ターナス氏が、アップルのハードウェアで築いた厳格な運営力をAI分野の転換にも生かせるか。9月9日のイベントで、折りたたみ式iPhoneの発表が予定されており、最初の公開試験となる。









