テスラ(TSLA)株は月曜日に367.95ドルで取引を終え、前日比5.51%上昇した。出来高は6180万株に達し、直近3カ月平均の約46%増となった。一方で、S&P500とナスダックはいずれも下落した。
この急騰は、テスラがオースティンで開催するサイバーカブ発表イベントの3日前に起きた。トレーダーは、今回の反発が夏場の上値抵抗帯となった400ドルに届くか注視している。
テスラ株を押し上げた3つの材料
テスラは、サイバーカブの招待制イベントを9月3日に開催し、ライブ配信する計画を発表した。
週末にはイーロン・マスク氏が、スペースXとテスラがそれぞれ年間100ギガワット規模の太陽光発電生産能力を構築中であると投稿した。加えて、スペースXがガスタービンのブレードを自社鋳造することで、タービンの稼働が最大18カ月早まる可能性に言及した。
ネバダ州の規制当局も、8月20日にテスラのロボタクシー5000台をクラーク郡で運行する許可を出した。ただし、テスラのサイバーカブ開発責任者は公聴会で、1年以内の見込み台数は約2500台との見解を示した。
業績は依然として材料に追いつかず
第2四半期の売上高は282億4000万ドルと過去最高を記録し、前年同期比26%増となった。納車台数は48万126台。ただし、収益性は逆方向に動いた。
営業利益率は4.1%から1.4%に低下し、フリーキャッシュフローは10億900万ドルのマイナスに転じた。規制クレジット収入も同じ決算で67%減の1億4600万ドルだった。一方、株価は先行利益予想の約193倍で推移している。
週足チャートで見ると中間線下で回復
テスラ株は7月中旬に400ドル台やガウスチャネルの中間線を突破したが、その後に下落し、300ドル近くの下限を割った。
その後は350ドルを回復。この水準は2年間にわたりサポートとレジスタンスの両方として機能してきた。ただし、価格は依然として400ドル付近のチャネル中間線を下回っている。
週足RSIは48付近で、夏場の急落を経て中立水準に戻っている。調整が進む場合は、260ドル帯が意識される展開となる。
テスラ株:400ドルが次の試金石
日足チャートでは7月23日に下落パラレルチャネルを下抜け、間もなく296.16ドルのターゲットに到達した。
テスラ株はその安値から23.5%上昇。350ドルとチャネル中間線を回復し、現在は50日移動平均線付近を試している。
最初の抵抗はチャネル上限となる380ドル付近。その上には400ドルや、7月高値428.01ドルが続く。日足RSIは59で、過熱感までは余裕がある状況。
アナリスト見通しは二分しており、目標株価は125ドルから600ドルまで幅広い。3日のイベントが今後の方向性を左右しそうだ。説得力を持つサイバーカブ発表となれば400ドル接近も見込まれるが、既存車両のリブランディングにとどまれば350ドルが重要水準となる。









