テスラ決算発表、投資家は利益率に注目

  • テスラは、米市場の取引終了後に第2四半期の決算を発表する予定だ。
  • アナリストは、調整後EPSが$0.50〜$0.55となり、第1四半期から大幅な増加を見込む。
  • 投資家にとっては、利益率やロボタクシー関連の最新情報が、納車台数よりも重要だ。
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テスラ(TSLA)は、米国市場の取引終了後に第2四半期決算を発表する。投資家はすでに販売台数を把握しており、最大の注目点は利益にある。

ウォール街は、1株当たり利益が前四半期から大幅に増加すると予想している。ただし、テスラの好材料の多くは数週間前に公表済み。

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ウォール街の予想

アナリストの予想は1株当たり0.50ドルから0.55ドルに集中している。前四半期の0.41ドルから堅調な伸びとなる見通し。

売上高予想は約257億ドルから276億ドルの範囲。前四半期の223億9000万ドルから増加する見通し。

好調な業績や納車実績にもかかわらず、テスラ株は年初来で17%超下落 出典: Trading View
好調な業績や納車実績にもかかわらず、テスラ株は年初来で17%超下落 出典:Trading View

テスラの業績は一貫していない。Zacks Investment Researchによれば、直近10四半期のうち6回で予想を下回った。一方、直近2四半期では2桁の上振れを記録し、直近4四半期平均のサプライズは5.48%となっている。

納車台数のインパクトが限定的な理由

テスラはすでに第2四半期に48万126台を納車したと発表済み。これは前年同期比25%増で、アナリスト予想のおよそ40万6000台を大きく上回る。

エネルギー貯蔵ビジネスも前年比40%超の増加となった。こうした指標は数週間前に公表されており、既に株価に織り込まれている可能性が高い。

株価を左右する実質的な要素

投資家が最も注視するのは、テスラの自動車部門の利益率(規制クレジットを除く)である。規制クレジットは排出規制の達成でもらえるもので、未達成の自動車メーカーに販売し利益となる。

利益率は第1四半期の19.2%から18.1%前後に低下するとの予想。割引販売や低金利ローンが主な要因とみられる。

投資家は、サイバーカブ・ロボタクシー展開、自動運転(Full Self-Driving)ソフト、AIインフラ投資へのアップデートにも注目する。アナリストも直接的な影響を指摘している。

モルガン・スタンレーおよびバークレイズのアナリストによれば、自動車ビジネスが堅調であれば直近業績の底上げとAI投資の資金確保につながるが、ロボタクシー、自動運転、Optimusが株価評価の主要材料である。

テスラの第1四半期決算では、イーロン・マスク氏によるスペースXに20億ドル投資も発表された。同社株は本年急落している。今回の決算発表は、今月初めの大手銀行の好決算に続き、決算シーズンの真っただ中にある。

まとめ

オプション市場は、テスラの決算発表後に6%から8%程度の株価変動を織り込んでいる。利益率の上振れとロボタクシーの明確なスケジュールが示されれば株価を下支えする。話題の数値が堅調でも、自律走行についての説明が曖昧であれば、市場の流れは変わらない可能性がある。


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