レイヤー2ブロックチェーン(L2)のアービトラム(ARB)の開発を行うアービトラム・ファウンデーションは29日、日本初のWeb3特化型インキュベーターFracton Venturesと戦略的事業提携を締結した。同提携によりアービトラム・ジャパンは、Fracton Venturesによって展開され日本におけるArbitrumエコシステムの迅速な展開・普及を図る。アービトラムは8月28日よりOKcoinJapan取扱いを開始している。
同提携を通じてFracton Venturesは、アービトラムの優れたスケーラビリティとセキュリティー機能を利用し、日系企業や行政の新規事業開発を試みる。加えて、日本市場でのアービトラムエコシステムの成長を加速し、金融やエンターテインメント分野で、日本独自のIPやアセットを活用した事業展開も支援する。Web2/Web3企業との連携も視野に入れ、多岐にわたるビジネスチャンスの創出を図る。
両社は、教育コンテンツの拡充とコミュニティの支援に力を入れ、開発者コミュニティを拡大していく。AMAセッションやハッカソンを通じてコミュニティの活性化とスキルアップを図り、大学アンバサダーやコミュニティマネージャーの活動も強化するとしている。
Arbitrumアンバサダープログラムでは、アービトラムの認知拡大活動に参加するアンバサダーを募集中。現行のプログラムは、大学生や学生コミュニティに限定されているが、将来的にはさらに多くの人々を対象に拡大していくという。参加者はアービトラムについての情報発信や、勉強会、ワークショップの企画などを担当、アービトラムエコシステムに関与する機会に参加できる。
アービトラム(ARB)とは?
アービトラムは、Offchain Labsが開発するイーサリアム(ETH)のレイヤー2(L2)スケーリングソリューション。オプティミスティックロールアップをコア技術として使用し、イーサリアムの取引速度、ステーラビリティ、ガス代削減などのコスト効率の向上を目指す。アービトラムはトランザクションをバッチ処理し、収集後にトランザクションを1つにまとめ、単一のトランザクションでイーサリアムに提出する。AnyTrust Guaranteeを活用し、任意の正直なノードが正確な実行を検証できる点も特徴だ。アービトラムはイーサリアム仮想マシンとの互換性もあるため、イーサリアム上での拡張性も担保されている。ネイティブトークンARBは、ガバナンス目的で使用される。開発元のOffchain Labsは、分散型自律組織(DAO)であるアービトラムDAOへの遷移を公表している。アービトラムは現在、アービトラムワンおよびアービトラムノヴァの2つのネットワークを展開している。
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