卒業アルバムなどを手がける印刷会社マツモトは27日、パブリック・ブロックチェーン・アバランチ(AVAX)と協業し、欧州でゲーム開発体制を整備する計画を発表した。
計画は、Avalancheのエコシステムを活用したWEB3マーケットプレイス「ShinoVi」を開発したスペイン・バルセロナのCompdeep社との共同事業の一環。Compdeep社は、資金調達完了後、欧州におけるグローバル開発チームの結成を予定しており、ゲーム開発の詳細は後日発表される予定だ。
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マツモトは2022年11月にWeb3事業への参入を表明して以来、NFTマーケットプレイス「ShinoVi」を通じて活動を展開。今回の協業では、Avalancheブロックチェーンの開発元であるAva Labsとゲームの開発コンセプトやマーケティング戦略について協議を進めている。
プロジェクトは、マツモトが「日本のカルチャーを世界に」広めることを目指すShinoViのコンセプトと、Avalancheの技術を組み合わせることにより、新たなゲーム開発・販売の可能性を模索していく。一方で現時点でこの協業がマツモトの当期業績に与える影響は軽微であるとされている。韓大手ゲーム会社ネクソンは11日、RPG「メイプルストーリー」をアバランチ上でオンチェーン化すると明かしていた。
AVAX価格短観
当社アナリストのティアゴ・アラマル氏による27日の分析によると、AVAX保有者の約75%が最近の価格上昇により利益を得ている。一方で保有者の21.95%は依然として損失を抱えており、AVAXの価格はピーク時から59.74%下落している。この状況から、多くの投資家がさらなる価格上昇を期待し、売却せずに保持する傾向にあることが示唆されるとした。一目均衡表の分析では、AVAXの価格が「雲」の上に位置し、上昇トレンドの兆しを示している。特に雲の色が赤から緑へ変化し、スパンAがスパンBを上回ることで、強気相場への転換が示されている。
同氏は短期的なモメンタムを示す転換線が中期的なモメンタム指標である基準線を上回ることで、AVAXの強気心理が強まっていると示唆。ただし、遅行スパンが26期間前の価格範囲内にあることから、強いモメンタムの欠如が示されており、出来高指標が相対的に低いことは、現在のトレンドの強さに疑問を投げかけるものであるとした。
アラマル氏はイン/アウト・オブ・ザ・マネー・アラウンド・プライス(IOMAP)チャートは、AVAX保有者が最も多く購入した53ドルから54.75ドルの価格帯にサポートが集中していることを示しており、これらの保有者が利益を得ている状態であることが読み取れると指摘。一方で、63.43ドルから65.14ドルの価格帯には抵抗が見られ、ここでは不採算の保有者が多いことが示されている。同氏はこの抵抗帯より弱いサポートが、価格が70ドルに向けて上昇する可能性があると主張した。
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