NFTプロジェクトAzuki・Beanzを手がけるChiru Labsは11日、アニメーション監督谷口悟朗氏および電通と提携し、アニメ「anthology series(アンソロジーシリーズ)」の制作を発表した。NFTNowが報じた。
Azuki anthology series. Coming this year. pic.twitter.com/UwibwoPGIL
— Azuki (@Azuki) January 10, 2024
コードギアスやONE PIECE FILM REDを手がけたことでで知られる谷口氏は、同提携が新規観客にアニメの魅力を広めると見ている。谷口氏は、「プロジェクトは日本のアニメ産業に新たな機会を提供し、新しい観客層への認識を広げる重要な役割を担うだろう」との見解を示した。
アニメの制作を通して同社らはグローバルなアニメファンとの接点の拡大を目指す。AzukiのIP(知的財産)を活用して、谷口監督の下で3つの独立したストーリーが制作され、それぞれ異なる監督とキャラクターアーティストが担当する。
アンソロジーシリーズは、24年後半のリリースを予定。Azukiは、短編から長編にわたる多様なコンテンツを提供する計画の一環としている。Azukiのアートディレクター兼共同創設者、アーノルド・ツァンは、「谷口氏との協業は夢の実現。このシリーズでAzukiコミュニティを拡張し、Web3主導のストーリーテリングの新境地を切り開いていく」と語った。Beanzは23年10月、LINEスタンプ「Meet Jay and Jelly」を定価250円で発売していた。
NFTの活用例を増やすことがNFT再燃のキーとなるか
NFTのIPを活用したアニメ化事例としては、Ninja DAO発NFT「CryptoNinja(クリプトニンジャ)」のアニメーション作品「忍ばない!クリプトニンジャ咲耶」が10月から放送が開始されていた。同アニメはNFTキャラクターのTVアニメシリーズとして世界初の事例となる。このほかにもコナミデジタルエンタテインメントWeb3プロジェクト「PROJECT ZIRCON」もゲーム化やアニメ、小説などのメディア展開も予定されている。
米著名ベンチャーキャピタルのa16zが12月に公開した24年の暗号資産市場予想レポートでは、NFTはデジタルブランド資産としての地位を確立し、幅広い企業やコミュニティにおいて一般的な存在になると見ている。米資産運用会社ヴァンエックが7日に発表した24年の暗号資産市場予測レポートによれば、NFT市場は活動が史上最高値に回復し、依然としてイーサリアムがリード、ビットコインがOrdinalsプロトコルを通じて勢いを増すとした。
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