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ビットコインキャッシュ、300ドル台回復|韓国人投資家の間で人気か

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ヘッドライン

  • 韓国の暗号資産取引所UpbitではBCHの取引ボリューム大幅増が確認され、ビットコインキャッシュは過去24時間で30%急騰
  • ビットコインキャッシュは過去1週間で113%の上昇率を記録し、2022年4月以来の300ドル台回復
  • 急騰にもかかわらず、2017年12月の過去最高値3785ドルから92%減の水準にある
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暗号資産(仮想通貨)ビットコインキャッシュ(BCH)の強基調が続く30日、同コインは過去1週間で113%増を記録し、300ドルを超えた。暗号資産アナリストのWu Blockchain氏は同日、ビットコインキャッシュの好調と韓国の暗号資産取引所との関係性について、韓国の投資家がビットコインキャッシュ高騰の流れを牽引した可能性があるとツイートした。

ビットコインキャッシュ、高騰の裏に韓国人投資家の存在

Wu Blockchain氏によると、韓国最大の暗号資産取引所Upbitでは、過去24時間のBCH/KRW(韓国ウォン)ペア取引高が3億5000万ドル超を記録した。これは、市場全体における過去24時間のビットコインキャッシュ総取引高のうち、約25%に相当する。

暗号資産トラッキングサイトCoinGeckoを参照したところ、Upbit内のビットコインキャッシュ取引高(過去24時間)は5億4500万ドルで、同取引所の総取引高のうち約27%を占める。ビットコインキャッシュは現在、同取引所で取引高第1位の暗号通貨だ。

韓国の大手暗号資産取引所Bithumbでも、大量のビットコインキャッシュ取引を確認できる。過去24時間のBCH/KRWペア取引高は3300万ドルで、ビットコインBTC)に次ぐ取引高を記録した。

結果、ビットコインキャッシュは過去24時間で31%急騰。これにより、2022年4月以来初めて300ドル台に回復した。過去2週間の上昇率は186%に達している。しかし、2週間にわたる続伸にもかかわらず、ピーク比92%減の水準にある。ビットコインキャッシュは2017年12月、過去最高となる3785ドルを記録していた。

ビットコインキャッシュ続伸の背景には、米国証券取引委員会(SEC)がビットコインを有価証券とみなさないのであれば、そのハードフォーク(分岐を伴うアップデート)により誕生したビットコインキャッシュも有価証券とされないだろう、という投資家心理がある。

過去24時間のBCHチャート(BeInCrypto Japan

ビットコインキャッシュに続き、他アルトコインも高騰

同じくビットコインから派生したアルトコインであるライトコイン(LTC)も急騰。ライトコインは30日、前日比14%急騰し、本稿執筆時点で95.56ドルに達した。2021年5月のピーク価格410ドルと比較すると、76.4%減。

レイヤー1ブロックチェーンのソラナ(SOL)も好パフォーマンスを示し、本稿執筆時点で18.93ドル、前日比18%急騰。ソラナは22年11月、暗号資産取引所FTXが破綻した際に暴落していた。現在、ピーク比93%減の水準となっている。

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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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