ビットコイン(BTC)価格は15日、直近強気の相場環境を一転させ6万6000ドル台まで急落した。ビットコイン価格下落により、コイングラスによれば6億5700万ドルの清算が行われ、19万3100人のトレーダーに影響を与えた。
#bitcoin funding rates have been high again. Last time I mentioned it, price flushed out a lot of the long leverage with a brief pullback.
— Philip Swift (@PositiveCrypto) March 15, 2024
Let's see if this is the same or potentially the start of a bigger correction. pic.twitter.com/ZP8Pk03e2s
ビットコイン分析ツールLook into Bitcoinのフィリップ・スウィフト創設者によれば、ビットコインのファンディングレートが再び高まっている。同氏が前回ファンディンレートについて言及したとき、価格は短期的な引き戻しで多くのロングポジションの清算が発生した。同氏はこれが同様の状況なのか、あるいはより大きな修正の始まりなのか見守る必要があると示唆した。
直近までの価格急騰は小売投資家および、機関投資家の投機的資金流入によるもの
ビットコインならびに暗号資産市場の直近までの急騰は、金への投資からビットコインへの移行ではなく、小売り投資家や投機的機関投資家が金とビットコインの先物をともに購入していることが主な要因であるとJPMorganのアナリストは分析している。
The cost basis of Bitcoin spot ETFs (excluding GBTC) is now $50K.
— Julio Moreno (@jjcmoreno) March 14, 2024
Would this represent the new price floor for Bitcoin? pic.twitter.com/xKSYncEFia
ビットコイン上場投資信託(ETF)は大量の資金流入を見せ、一方で金ETFは資金流出を経験している。ビットコインETFは販売開始以来43万3843.58 BTCを購入しており、これは現在の価格で約316.7億ドルに相当する。クリプトクアントのジュリオ・モネロリサーチ部長によれば、GBTCを除くビットコインETFの発行体のコストベースは5万ドルとなっている。
同社アナリストらはこの状況から一般に金からビットコインへの移行があると見られがちだが、実際には両方への投資が市場を押し上げていると示唆。分析によると、小売り投資家だけでなく、ヘッジファンドなどの投機的機関投資家やモーメンタムトレーダーも2月から金とビットコインの先物を購入し、市場の急増をさらに加速させている。JPMorganの先物ポジション指標も、2月以降にビットコイン先物で70億ドル、金先物で300億ドルの急速なポジション構築を示しており、これは主にモーメンタムトレーダーによるものと分析している。JPMorganは金ETF投資家はビットコインETFに移行しているわけではなく、実際には金棒や硬貨の形でさらに多くの金を購入していると示唆した。
ビットコイン価格短観|続落する場合は6万ドル前半から5万ドル台に
当社アナリストのティアゴ・アマラル氏の15日の分析よれば、1,000BTC以上を保有するビットコインアドレスの数は1月13日の1,486アドレスから3月5日には1,592アドレスへ増加していたが、3月5日から3月13日の間にわずかに減少し、1,579アドレスになった。この傾向は1月の記録を超えているが、最近の減少は一部の投資家がポジションを清算し始めている可能性を示しているかもしれないと同氏は示唆。これは、少なくとも短期間において、ビットコインが現在のピークに達したと彼らが考えていることを意味する可能性があると主張した。当社ニュース部門最高責任者のアリ・マーチン氏によれば、ビットコイン大口投資家は過去1カ月で8万BTC以上を利益確定している。
ビットコインの4時間足価格チャートでは、すべてのEMA(指数移動平均)ラインが価格ラインの下に位置し、これは一般に強気の傾向を示す。さらに、長期EMAが短期EMAよりも低い位置にあることも、強気のサインとされる。
アマラル氏はビットコイン価格が6万7000ドルのサポートラインを保持できない場合、5万2000ドルまで27%の価格調整が発生する可能性があると主張。一方、大口の数が減少してもビットコインが上昇トレンドを継続できれば、価格は7万5000ドルや80,000ドルに達する可能性があるとした。デジタル資産分析会社スイスブロック13日に共有した資料で、ビットコイン価格が5万8000ドルまで下落する可能性を指摘していた。
アリ・マーチン氏は15日の分析で、MVRV Pricing Bandsインジケータに基づき、価格の調整はビットコインを現在6万1,00ドル付近の2.4 MVRVレベルをテストするために押す可能性がある。同氏は同指標に基づき、ビットコイン価格が7万4000ドルを維持した場合、8万ドル台への上昇が見込めると予見していた。
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