ビットコイン(BTC)は18日の急落を受けて、2カ月ぶりの安値をつけたが、その後は価格が横ばいの動きを見せている。今週、ビットコインのレバレッジ取引の30%が清算された。オンチェーン分析を行うグラスノードは21日の週間レポートで、短期保有者の供給量のうち88.3%、約226万BTCが、含み損を抱えていると明らかにした。さらに、ビットコインの日足のRSIは、コロナショック以降の最低数値になり、「売られ過ぎ」の状態になっている。
- RSI(相対力指数)とは:暗号通貨が買われすぎか売られすぎかを判断し、市場の過熱感を示すオシレーター系のテクニカル指標。数値は0~100で表され、一般的に50以上で強気トレンド、50以下で弱気トレンドと判断される。
ヨーロッパの暗号通貨投資会社CoinSharesの最新レポートによると、過去週のビットコインからの流出は4230万ドルを超えた。この他、イーサリアム(ETH)は900万ドル、ポリゴン(MATIC)では90万ドル、ライトコイン(LTC)では60万ドル、ポルカドット(DOT)では50万ドルが流出。流出の多い地域としては、特に欧米諸国が挙げられた。CoinSharesのジェームズ・バターフィルリサーチ部長は、デジタル資産投資商品からの総流出額が5500万米ドルに達しており、これは米国スポットベースETFの認可が見込まれていないことが一因だとの見解を示している。
一方、Bitcoinのマイニング難易度は新たな記録を樹立し、6.17%増の55.62Tとなった。ブロック高804,384でBTC.comのデータによって記録された。現在の平均ネットワークハッシュレートは398.32 EH/sとなっている。コインゲッコーの調査では、1ビットコインをマイニングする際の平均電気代は4万6291ドルと算出されており、日本の場合はさらに高く、6万4000ドルがかかるとされている。
大口投資家の動向が活発化
昨今、大口投資家(クジラ)の動向が活発化している。BitInfoChartsのデータによると、ウォレットアドレス「bc1ql49ydapnjafl5t2cp9zqpjwe6pdgmxy98859v2」は、直近3ヶ月で11万8300BTCを増やし、その価値は約4,500億円に達している。同アドレスは、仮想通貨取引所のバイナンスやビットフィネックスに続き、世界第3位のビットコイン保有量を誇るクジラとなっている。このほかにも、2つの新しく作成されたウォレットアドレスから、合計2273 BTC(約59Mドル相当)がバイナンスから引き出されるなどクジラの活動が活発化している。
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