ビットコイン(BTC)は直近5日間で15%の上昇を見せ、3万ドル代に回帰。4月以来となる高値を更新した。これに伴い、22日の暗号資産(仮想通貨)市場は全面高を記録している。
ビットコインの価格上昇は、連邦準備制度理事会(FRB)ジェローム・パウエル議長の「FRBは決済用ステーブルコインを貨幣の一形態と見なし、中央銀行が発行を承認すべきだ」との発言を受けたもの。本稿執筆時点で30,147ドルを推移ししている。
オンチェーン分析会社クリプトクアントによると、ビットコインの最近の上昇は、先物取引のショートポジションの清算ではなく、大口投資家(クジラ)の購入によるものと見られる。暗号資産分析サイトSantimentのデータによれば、ビットコインの価格が3万600ドルを超えた直後の2時間で、100万ドルを超える取引が259件行われ、1時間当たりのクジラによる取引量は過去3ヶ月で最高となった。暗号資産取引所コインチェックでも大口の購入が見られる。
米国では、15日大手資産運用会社のブラックロックによるスポットビットコインETF申請に続き、WisdomTree、Invesco、Valkyrie Fundsも申請。これらは価格上昇の追い風となったとみられる。eToroの米国投資アナリスト、カリー・コックス氏は、「暗号資産市場は信頼性の危機を経験していたが、ビットコインETFのスポット申請は市場に活気をもたらしている」と語った。なお、ブラックロックはこれまでに575件のETFで規制当局の承認を得ており、拒否されたのはわずか1件だ。
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