トラスティッド

ビットコインETF、10日の承認を見据え最終書類を提出=関係者は強気を堅持

5分
投稿者 Shota Oba
編集 Shigeki Mori

概要

  • ETF申請者は8日時点で、19b-4ファイリングの最終版を提出を完了した
  • SECの承認プロセスは2段階であり、まず19b-4形式の申請が承認され、次にS-1フォームの登録が「有効」とされる必要がある
  • VanEckのMatthew Sigel氏は、ブラックロックがETF承認を前提に、既にビットコイン現物ETFに20億ドルの資金を準備していると報告して
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米国証券取引委員会(SEC)は10日の期限までに、複数のビットコイン現物上場投資信託(ETF)の承認に向け、最終的な決定を行う見込みだ。ETF申請者は8日時点で、19b-4形式の最終稿を提出した。

米Fox Businessの報道によれば、最大手資産運用会社ブラックロックは7日、自社の申請が現地時間10日に承認されると予想。同社はビットコインETFの承認に向けて20億ドル以上の資金を準備し、ジェーン・ストリートとJPモルガンをファンドの承認済み参加者として名指ししている。

SECは10日までにARK Investと21sharesが提案したビットコインETFに対し最終判断を下す予定である。ブルームバーグのアナリスト、ジェームズ・セイファート氏は、SECは11の申請中のビットコインETFをすべて承認する可能性があると予測している。ブルームバーグ・シニアETFアナリストのエリック・バルチュナス氏はETF承認は8.5銘柄前後となると予想した。

SECの承認プロセスは2段階であり、まず19b-4形式の申請が承認され、次にS-1フォームの登録が「有効」とされる必要がある。SECは今後取引所の19b-4提出書類に投票を行う予定で、これらの条件が満たされれば、承認されたETFの取引が可能になる。一部の資産運用会社は、SECの承認が出れば、即座に取引を開始できる状態にあるとしている。

TechCrunchの暗号資産専門記者ジャクリーン・メリネック氏は現地時間4日、「非常に信頼できる情報源」からSECが複数のビットコイン現物ETFの申請を承認する予定であると明かしていた。SECのスポークスパーソンは、個別の申請に関するコメントを避けつつ、承認が公式にEDGARシステム上で反映されることを明らかにしている。

ETFの承認を契機に発行機関から巨額の資金流入が流入か

VanEckのMatthew Sigel氏は、ブラックロックがETF承認を前提に、既にビットコイン現物ETFに20億ドルの資金を準備していると報告しており、ブルームバーグのシニアETFアナリストのエリック・バルチュナス氏もこの情報に注目していることを示した。

バルチュナス氏によれば、米SECは過去のビットコインETFの承認や否認を「委任権限」により行っており、直接の投票は実施していなかった。ゲンスラー委員長は、11の発行企業との複数回のコメント交換を含む、数千時間の作業を指揮。11日のビットコインETF発売に向けた準備を進めているとした。バルチュナス氏は一方でSECの公式発表があるまで、確実性を100%とは見なしておらず、最終的な結果は未定であるとの見解を示した。

ETFストアのネイト・ゲラシ代表は4日、SECがビットコインETFのスポット申請を承認しない場合は申請側による訴訟もあり得るとした。一方でBitwiseとVettaFiの調査結果によると、ファイナンシャルアドバイザーの61%が今年ビットコインETFが承認されるとは見込んでいない。調査では、アドバイザーの88%が昨年暗号資産に関する問い合わせを受けたと回答し、顧客の暗号資産への関心が根強いことが明らかになった。

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国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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