コインベース(COIN)株は、今週ビットコイン(BTC)が8万ドルを突破したことを受けて急騰している。ゴールドマン・サックスも同社株の目標株価を173ドルから196ドルに引き上げた。
この上昇をきっかけに、コインベース株はビットコイン価格とどれほど連動しているのかという、古くからの疑問が再び浮上している。
ビットコインとの中程度の相関
コインベースは、ストラテジー(MSTR)のようにバランスシート上にビットコインを保有していない。同社の収益の多くは取引手数料から得ている。
そのため、ビットコイン価格が上昇し取引が活発になると株価も上昇しやすい。逆に、取引量が減少すると株価も下落傾向にある。
この関連性はデータにも表れるが、多くの人が想定するほど強固ではない。ポートフォリオ分析会社PortfoliosLabによれば、COINとビットコインの長期的な相関係数は0.61と、中程度の水準にとどまる。
すべての暗号資産関連株が同様に動くわけではない。暗号資産株のランキングでは、ビットコイン採掘企業は、ビットコイン自体との連動性が限定的であることが見て取れる。
変動幅は両方向でビットコインより大きい
コインベースがビットコインと異なるのは、その変動幅の大きさである。COINのボラティリティは長期的にビットコインの2倍以上で、約20%と8.5%となっている。
この高いボラティリティは上昇時にも下降時にも現れる。8月中旬には、ビットコインが7万ドルを突破する中、コインベース株は1日で約9.5%、翌日にはさらに8%上昇した。
今週もビットコインは8万ドルに向けて上昇を続けた。COINは火曜日だけで174.73ドルから189.27ドルまで変動し、8%以上の値幅となった。
逆に下落局面でも同様の増幅が生じている。マーケットデータ会社Kaikoは8月初旬、コインベース株が年初から約36%下落していたと報告した。
同期間のビットコインの下落率は約27%だった。Kaikoの結論は明白だった。
コインベースが新規事業へと多角化を進めているものの、株価は依然として主にビットコイン価格に左右されている。
今週の急騰からも、コインベース株の典型的な構図がうかがえる。ビットコインが動けばCOINはそれ以上に動き、逆転もあり得るという構図だ。









