Into The Cryptoverseを運営するアナリスト、ベンジャミン・コーウェン氏は、暗号資産に対する社会的関心の低さは、通常のサイクル的な停滞ではなく、構造的な評判リスクを反映している可能性があると指摘する。
コーウェン氏は、ビットコイン(BTC)の現在の強気・弱気の両シナリオを過去のサイクル指標と比較した最近の動画で、Googleトレンドやウィキペディア検索の継続的な低迷を、上昇傾向派にとって警戒すべきシグナルの一つとして挙げた。
サイクル的な停滞より評判リスクが懸念材料
コーウェン氏の分析枠組みは、オンチェーン、テクニカル、センチメントデータを総合して、ビットコインのサイクル最安値がすでに形成されたかどうかを判断する。社会的関心について同氏は、過去の弱気相場では検索やアプリストア活動の回復とともに底入れしたが、今回は低下が続いていると述べた。
検索関心が過去の底値のように必ず回復するとは限らないという可能性について、コーウェン氏は言及した。同氏は、この傾向は暗号資産業界に対する世間の見方が長期的に損なわれている現れかもしれないと示唆した。
「最近はただミームコイン詐欺やスキャムばかりになっただけだ」
金(ゴールド)の例 ― 社会的関心が低いのは必ずしも悪いことではない
同氏は、金(ゴールド)への社会的関心も2010年代初頭には同様に低迷していたが、その後長期の上昇局面を迎えたと推測する。テーマ型ETFは、上場後に長期間低迷する傾向があることから、大衆の注目が必ずしも一定周期で戻るとは限らないと主張した。
この懸念は、暗号資産メディア全体での関心低下とも重なる。コーウェン氏は、あるクリエーターが「2018年の弱気相場時よりも悪化している」と語った暗号資産関連YouTube動画視聴数の減少も取り上げている。
コーウェン氏は動画内で、強気・弱気いずれにも論点を与えたが、最終的な評価は示さなかった。この分析は明確な大底を示すものではなく、投資判断を研ぎ澄ますためのものであると語る。
同氏自身は、中間選挙年の後半でのビットコインへのドルコスト平均法(DCA)投資を継続している。以前から、ビットコイン価格が4万4000ドル付近で第4四半期に底を打つとの見方を示してきた。
社会的関心が評判リスクによって低迷し続けるのか、単に回復に時間を要するだけなのかは依然として不明だ。コーウェン氏の指標分析でも、どちらのシナリオにも余地を残している。









