今週、暗号資産市場では総額6億3,640万ドル超に相当するトークンが新たに流通する。スイ(SUI)、エイゲンクラウド(EIGEN)、カミノ(KMNO)など主要プロジェクトが大規模なトークン供給を実施する見通し。
こうしたロック解除によって市場の変動がもたらされ、短期的な価格動向に影響を及ぼす可能性がある。注目すべきポイントを以下の通りまとめる。
1. スイ(SUI)
- ロック解除日:8月1日
- ロック解除予定のトークン数:1,372万SUI
- 流通済み供給量:40億6,000万SUI
- 総供給量:100億SUI
Suiは、スケーラビリティ・低レイテンシー・分散型アプリケーション(dApps)向けアーキテクチャを特徴とした高性能ブロックチェーン。オブジェクト中心データモデルおよびMoveプログラミング言語を採用し、従来のブロックチェーンの非効率性を解消する設計としている。
8月1日に、ネットワークは1,372万SUIを市場に追加供給する。月初におけるクリフ型ロック解除の恒例となっている。今回のトークン価値は991万ドルで、現在流通量の0.34%に相当。
ネットワークは、解除したアルトコインを3つの枠組みで分配する。アーリーコントリビューターには765万トークン、コミュニティ準備金には400万トークン、そしてMysten Labsトレジャリーには207万SUIが割り当てられる。
2. エイゲンクラウド(EIGEN)
- ロック解除日:8月1日
- ロック解除予定トークン数:3,682万EIGEN
- 流通済み供給量:6億3,567万EIGEN
- 総供給量:16億7,000万EIGEN(2035年まで)
エイゲンクラウド(旧称EigenLayer)は、EigenLayerプロトコル上に構築された検証型クラウドプラットフォームである。開発者に対し、信頼不要・検証可能なWeb3アプリケーションおよびサービスの統合インフラを提供する。
8月1日、エイゲンクラウドは3,682万EIGENトークンをロック解除する。時価は約763万ドルで、流通済み供給量の5.79%に相当。
エイゲンクラウドは新規ロック解除トークンのうち1,975万トークンを投資家向けに割り当てる予定。また、1,707万EIGENをアーリーコントリビューターへ分配予定。
3. カミノ(KMNO)
- ロック解除日:7月30日
- ロック解除予定トークン数:2億2,917万KMNO
- 流通済み供給量:77億1,000万KMNO
- 総供給量:100億KMNO
カミノファイナンスは、ソラナ(SOL)ブロックチェーン上で展開される分散型金融(DeFi)プロトコルで、貸付、借入、流動性供給を主軸とする。
7月30日に、カミノは2億2,917万KMNOトークンをロック解除する。評価額は約414万ドルで、流通済み供給量の2.97%となる。
チームはロック解除トークンの大半、1億4,583万KMNOを主要ステークホルダーやアドバイザーに割り当てる。加えて、カミノはコア貢献者向けに8,333万トークンを分配予定。
この他にも、今週投資家が注目すべきロック解除案件として、ファルコンファイナンス(FF)、プラズマ(XPL)、サイン(SIGN)などが挙げられる。








