DefiLllamaが運営方針を巡り分裂騒動を起こすも、騒動は終わりを迎える
DeFi(分散型金融)総合サイトであるDefiLllamaが運営方針を巡り、先日チーム内で分裂騒動を起こしていたが、その騒動が進呈を見せたようだ。今回の騒動の原因は、同社の創業者の1人である0xLlam4氏が社員の意向を無視して独自トークンであるLLAMAトークンの発行開始を計画していたことだ。この騒動を巡って、コアメンバーである0xngmi氏は昨日19日、新たなプラットフォームである「Lhama.Fi」を開始したことを明らかにしていた。
しかし事態は一転、0xLlam4氏が管理しているとされるDefiLlamaのTwitter公式アカウントから声明を発表。DefiLlama公式のアカウントは「昨日展開した出来事について、DeFiLlamaチームは、コミュニケーション不足とチーム内の誤解の結果であったことをお詫び申し上げます。現在、LLAMAトークンのローンチは予定されておらず、エアドロップは、コミュニティと議論されることになります。このようなことが二度と起こらないように、より透明性の高い方法で運営するための措置を講じるつもりです。LlamaCorpOrg(ラマコープ)はオープンで透明性の高いソリューションを開発するために、今後も協力し合っていきます。」とツイートし事態が収束方向に向かっていることを示唆していた。
これを受け、Lhama.Fiを発表し公開していた0xngmi氏は「フォークを含むすべての工程をキャンセルしました。すべてのコンテンツは引き続きdefillama.comで公開していきます。」とツイート。これに今回の騒動は終わり、今後もDefiLlamaとして統一された状態でコンテンツを提供することを明らかにした。
DeFiLlamaは、2020年10月頃にdefillama.comで開設され、プロジェクトにロックされた仮想通貨(暗号資産)の総量を表示するリーダーボードを提供。今年1月初旬にはDEXアグリゲーター立ち上げており、その取引高が約6,600億円超えている、DeFi総合サイトだ。
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