ダウ工業株30種平均は水曜日に1153ドル、2.19%下落した。これは2025年4月以来の1日として最大の下げ幅となった。米連邦準備理事会(FRB)が金利据え置きを決定した直後の動き。
連邦公開市場委員会(FOMC)12人中3人が反対票を投じ、利上げを主張した。S&P500とナスダックもこの日は大きく下落した。
債券市場、FRBの金利据え置きに反発
10年物米国債利回りは7ベーシスポイント上昇し、4.67%を突破した。30年債利回りは10ベーシスポイント上がり、5.2%を上回った。これは2007年以来の高水準。
この反応は、債券投資家がケビン・ウォッシュFRB議長はインフレ対応で後手に回っているとみていることを示す。同議長は会見で自信を示したが、利回りは上昇を続けた。
「当然ながら、この委員会の決定は極めて重要だ。必要かつ適切な場合には、我々はためらわず行動する。」
これを一時的な混乱にとどまらないとする見方もある。バークレイズのエマニュエル・コー氏は、投資家がインフレリスクを過小評価していると警鐘を鳴らす。米国とイランの緊張で原油価格が6%超上昇しても、その油断は続いている。
落ち着いたポジショニングと高まる物価圧力の乖離が、FRBの信認低下との見方を強めている。
投資家「発言だけでは不十分」
債券投資家は納得しなかった。ダブルラインのジェフリー・ガンドラック氏は、長期利回りの上昇が市場自身の利上げ観測を示すと指摘した。水曜日の据え置きにもかかわらず、市場は織り込んでいる。
「本当に2%達成を目指すなら、利上げが必要だと思う。」
中東情勢の緊迫化で原油価格が一段高となり、インフレ懸念が広がる。半導体株も続落した。
すべての専門家が警戒するわけではない。モルガン・スタンレーのジム・キャロン氏は、FRBが市場に金融引き締めを委ねていると指摘する。株式の長期的な上昇トレンドは継続するとみている。
この忍耐が維持されるかどうかは、9月の次回FOMCの判断が左右しそうだ。









